かの有名なダコタやボレアロペルタでよく知るミイラ化石。当然知識として知っていましたが、まさか自身のコレクションにこのようなものを加えられるとは思っておりませんでした。
もはや何から語るべきか…。しかしやはり、一番の見どころはこの圧倒的なディティールでしょう。一目見ただけで皮膚のそれと分かる形状は、寄って見れば部位によって凹凸の大きさや形状の違いが分かり、離れて見ると作り物かと見紛うほど、完全な皮膚の形状を残して保存されています。化石や恐竜にあまり興味がない家族が見ても、一目で「え、皮膚!?」と声を上げるようなレベルの標本です。
表面が三次元的に保存されていることも大変感動的です。引いて見た時、生前の姿をそのまま残したような凹凸や、表面の隆起。それらがまるで、化石ではなく生身の恐竜の一部を持っているかのような、そんな感覚を覚えさせてくれます。
実物を見てみると、皮膚の裏には本当にたくさんの骨が残っており、正直それら一つ一つ取っても、大変価値のある標本だと思います。突起の下に埋もれる骨化腱も非常に保存状態が良いですし、紹介写真では見えづらい部分にも大小複数の骨が確認出来ます。裏側にも大きな骨があり、本当に、当時エドモントサウルスの身体がまるっと埋もれ、化石化に良い条件に恵まれ、このような状態で保存されたのでしょう。
化石は色々なものを集めていますし、そのどれもが間違いなく恐竜の一部である貴重な標本ですが、本標本は圧倒的な生体感を残してくれています。
6,600万年という時を経て、このような素晴らしい状態で私の手元に巡ってきてくれたことに。そしてこのような化石と巡り合わせていただき、そのオーナーとなる機会を与えてくださった化石セブン様に感謝申し上げます。
またよろしくお願いいたします。