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グリーンの鱗状の模様を持つ、美しき宝石、アンモライト(Ammolite)のピース/【al394】
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こちらはカナダ・アルバータ州産の美しき宝石、アンモライトのピースです。
グリーンを中心にさまざまな色を呈します。竜の鱗模様と言われる細かいクラックが至るところで見られます。
少し傾けると、色合いが変化したのがお分かりでしょうか。この現象を遊色、あるいはイリデッセンスといいます。アンモライトの大きな特徴の一つで、コレクターを惹きつけてやみません。
アンモライトは、現在では宝石として認知されていますが、もともとは化石として愛されていました。実は、およそ8000万年前の海中に棲息していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が化石化したものなのです。プラセンチセラスには、現世の真珠のように、殻の表層に遊色層があり、キラキラと輝いて見えたと考えられています。長い堆積期間中に、クラックが入り、かつ遊色層がさらに分厚くなったおかげで、ご覧のように美しい宝石へと変化したのです。実際、1981年には世界宝石連盟により、宝石として認定されました。
裏面です。プラセンチセラスの母岩である褐色の頁岩です。
最も厚いところで14ミリほどあります。アンモライトはもともと硬い素材でできていますので、この厚さでも十分な強度があります。
およそ5センチ弱のピースです。
100円玉との比較。グリーンの鱗状の模様を持つ、美しき宝石、アンモライトのピースです。
商品スペック
| 商品ID | al394 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | グリーンの鱗状の模様を持つ、美しき宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 4.9cm×4.4cm×最厚部1.4cm |
| 商品解説 | グリーンの鱗状の模様を持つ、美しき宝石、アンモライト(Ammolite)のピース |

この商品を購入されたお客様のお声
商品届きました。届いてから数分おきに鑑賞して古代のロマンに浸っています。お気に入りのコレクションになりました。ありがとうございました!
茨城県/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























