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ナチュラルでありながら、この輝き!久々に登場した特大サイズ(直径113ミリ!)の標本。マダガスカル産の虹色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras)/【an2563】
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こちらは、直径最大部113ミリに達する久々に登場した大判遊色アンモナイト(マダガスカル産クレオニセラス)です。クレオニセラスは10センチを超えるとかなり大きく希少ですが、113ミリともなれば滅多に出会えない「特大」サイズと言って良いでしょう。加えてご覧の通り、美しい虹色の遊色が広範囲に見られる美品です。表面にはコーティングが施されていないナチュラルなタイプなので、自然な輝きと遊色を楽しむことができます。
最外殻が保存されているタイプの遊色アンモナイトは、どこか淡く、幻想的な雰囲気を醸し出します。遊色は英語で「イリデッセンス(Iridescence)」と書きます。この現象はアンモナイトの殻に限ったものではありません。実際、クジャクやカワセミ、ハチドリ、ムクドリなどの動物でも見ることができ、さらには一部のベゴニアなどの植物にも見られる現象です。
非常に美しい赤から緑へのグラデーション。光が当たると、まるで蛍光色のように輝きます。光の当たる角度がぴったり決まった瞬間には、まるで雷が走ったかのように美しい色合いが出現します。このダイナミックな現象は写真ではお伝えしきれません。ぜひ実物を手に取ってご自身の目で体験していただければと思います。大判標本でしか味わえない、大胆で魅力的な色の変化をお楽しみいただけます。
イリデッセンスは動植物だけにとどまりません。CDやDVDのディスクの表面が虹色に輝くのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。あれも遊色の一つです。また、道路に落ちた油の膜が虹色に見えることがありますし、ラメ入りのアイシャドウでも遊色が現れます。これらは「薄膜干渉」と呼ばれ、薄い干渉面によって可視光の一部の色だけが取り出される現象です。
本標本の表面、裏面どちらにも素晴らしい虹色の遊色が見られます。さらに、ブルーからレッドまでのフルスペクトルの可視光を楽しむことができます。ここまで明瞭に虹色を堪能できる標本は、滅多に出会えません!
ちなみに、真珠の殻の虹色の輝きも代表的な遊色の一つです。
ぜひ実物で、このフルスペクトルの遊色をお楽しみください。
側面から撮影しました。直径113ミリの標本ともなれば、厚みもかなりあります。最厚部は29ミリもあり、手のひらにずっしりとした重みが伝わってきます。
直径最大部113ミリもある、巨大なイリデッセンスアンモナイトです。
100円玉との比較。両面ともに遊色が広範囲で認められ、しかもナチュラルです。
商品スペック
| 商品ID | an2563 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | ナチュラルでありながら、この輝き!久々に登場した特大サイズ(直径113ミリ!)の標本。マダガスカル産の虹色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras) |
| 産地 | Madagascar |
| サイズ | 直径11.3cm 厚2.9cm |
| 商品解説 | ナチュラルでありながら、この輝き!久々に登場した特大サイズ(直径113ミリ!)の標本。マダガスカル産の虹色アンモナイト、クレオニセラス(Cleoniceras) |

この商品を購入されたお客様のお声
以前、コーティングされていないアンモライトを購入しました。今回はアンモナイトですが、さすがに大きなサイズだけに迫力があります。ブルー、グリーン、レッドなど多彩な色を見せてくれます。おまけの瑪瑙も綺麗で大事にします。今回もありがとうございました。
兵庫県/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























