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レア!最も希少な色、パープルを呈する、アンモライト(Ammolite)のピース/【al447】
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こちらはカナダ・アルバータ州で採集された宝石、アンモライト(Ammolite)です。アンモライトの多くはカナダ・アルバータ州産です。おそらくほとんどがそうでしょう。実際には、北米ロッキー山脈東側斜面であればいくつか採集ポイントがあるようですが、マーケットで販売されている品のほとんどがアルバータ州になります。こちらの標本の特徴は何と言っても、希少色のパープル(紫)を呈することです。
紫色の標本はほとんど存在しません。可視光の中で最も波長の短い紫は、他の色にかき消されてしまい、ほとんど見られないのです。しかし、この個体のように、ほぼ全体が紫色を呈するものは非常に希少です。
紫は高貴な色とされています。その色から来る印象だけでなく、自然界でほとんど見られない色であることも関係しているのでしょう。古代には現在のように人工的な顔料(絵の具)を合成できなかったため、わずかな自然由来の顔料しかなく、一部の特権を持つ人々だけが利用できたと言われています。実際、現在においても、自然界で青系の色を呈する生物や植物はほとんど存在しません。その希少性が本来的な魅力となり、私たちはブルーやパープルに魅了されてしまうのかもしれません。
良い角度に光が当たると深い紫色を呈します。その輝きの源である表面の遊色層を保護するため、樹脂でコーティングされています。
裏面です。
厚みは約4ミリほどですが、アンモライトは比較的硬い石ですので、丁寧に取り扱えば強度に問題はありません。
左右4センチほどあります。
100円玉との比較。1981年には世界宝石連盟によって正式に宝石の仲間入りをしています。
商品スペック
| 商品ID | al447 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | レア!最も希少な色、パープルを呈する、アンモライト(Ammolite)のピース |
| 産地 | Alberta, Canada |
| サイズ | 4cm×2.2cm×最厚部0.4cm |
| 商品解説 | レア!最も希少な色、パープルを呈する、アンモライト(Ammolite)のピース |

この商品を購入されたお客様のお声
楽しみにしていた紫系のアンモライト 見てすぐに気に入りました! 紫の部分がほぼ全体にありとても綺麗です ライトを当てると濃淡もわかり、もっと綺麗でした おまけも気に入りました 何度かお世話になっていますが、これからもよろしくお願いします
神奈川県/女性
アンモライトとは?
アンモナイトの中でも、ひときわ虹色に輝くものを「アンモライト」といいます。1981年、CIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石として認定されました。
世界で唯一、産地はカナダだけ
アンモライトが産出するのは、カナダ・アルバータ州のみです。この地域だけが、圧力・温度・周囲の岩石成分といった条件のすべてが絶妙に揃い、アンモナイトを約1億年かけて虹色へと変化させました。
薄い・もろい・希少。そのすべてが価値になる
アンモライトの殻はわずか数mmと薄く、非常にもろい特徴があります。完全体で損傷のない標本は数十万~数百万円で取引されるほど希少。価値はサイズと遊色の美しさによって大きく左右されます。一般に市場へ出回るのは、原石の破片や、それらを加工したジュエリーが中心です。
地球が贈る、色彩の傑作
アンモライトは、角度を変えるたびに色が移ろう「遊色効果」を持ちます。1億年という気の遠くなる時間が生んだ光を眺めていると、つい時間を忘れてしまうほどです。

アンモライトを生んだ大自然。アルバータ州の国立公園。

アルバータ地方にあるアンモライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』より。URL: http://ja.wikipedia.org
アンモライトとは何か ― さらに深く
アンモライトとは、白亜紀後期のカンパニアン紀に、北アメリカ大陸の「ベアパウ層」と呼ばれる地層で保存された光輝くアンモナイト化石のことを指します。
どこで採れるのか?
アンモライトは、世界中に存在したアンモナイトの中でも、北米のベアパウ(Beapaw)層からだけ見つかる特別な化石です。この地層はカナダ西部のアルバータ州からサスカチュワン州、さらに南のアメリカ・モンタナ州へと続く広大な範囲に分布しています。この一帯からのみ、宝石としての輝きをもつアンモライトが産出します。
なぜアンモライトが生まれたのか
ロッキー山脈のある北米内陸からアンモナイトが見つかるのは、白亜紀当時、この地域に「西部内陸海道(Western Interior Seaway)」という巨大な内海が広がっていたためです。内海は大陸を東西に隔て、東側をアパラチア大陸、西側をララミディア大陸と呼びました。その後、海が後退(海退)し、海底であった地面が陸化する過程で、アンモナイトは粘土質のベントナイトに埋もれ、保存されることになりました。
粘土に守られた奇跡 ― アンモライト形成の秘密
現在は化粧品や猫砂などにも利用されるベントナイト。この粘土質の層に覆われたことで、アンモライトの殻を構成するアラレ石(アラゴナイト)が変質せず、そのままの状態で保存されました。方解石に変わらず、鉄やマグネシウムなどの鉱物に置換されたことが、あの独特の輝きを生み出したと考えられています。






























