- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- アンモライトの化石販売
- レッドドラゴン! 典型的な竜のうろこ模様が見られる、真紅の輝きを放つアンモライト(Ammolite)のピース
レッドドラゴン! 典型的な竜のうろこ模様が見られる、真紅の輝きを放つアンモライト(Ammolite)のピース/【al441】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら

こちらはカナダ・アルバータ州の大地が産んだ宝石、アンモライトです。人気のドラゴンスキン標本です。

北米西部を縦断するロッキー山脈の東側斜面だけで、採掘されるアンモライト。表面には薄い遊色層が存在し、キラキラと輝きます。1981年には世界宝石連盟により正式に宝石として認定されました。
実は、アンモライトは化石なのです。今から約8000万年前の白亜紀後期の海中を遊泳していたプラセンチセラスというアンモナイトの殻が長い時間をかけて化石になったものが、何を隠そう、このアンモライトの正体なのです。

化石でありながら宝石…。まれにこのようなタイプの宝石が存在します。琥珀などはその典型でしょう。琥珀は、もともと古代の樹木の樹液が化石化したものです。
皆さんが「宝石」と聞いて思い浮かべるのは、ダイヤモンド、アメシスト、サファイアなどでしょうか。それらは鉱物起源の宝石で、特殊なカットを施すことで美しく輝きます。一方、生物起源の宝石は、生物がもともと持っていた構造に由来するため、少し研磨するだけで美しく輝きます。

アンモライトの特徴は、この特有のクラックです。すべてのアンモライトに存在するわけではありませんが、まれにステンドグラスのような模様が入った標本が存在します。これは、長い堆積期間中に破砕と凝固を繰り返した結果と考えられており、遊色層がより厚くなり、濃く鮮やかな色を呈します。
この模様を空想上の生物であるドラゴンの皮膚に見立てて、「ドラゴンスキン」と呼び、コレクターに高い人気を博しています。

裏面です。アンモライトの母岩はこうした褐色の頁岩です。

最厚部9ミリほどと比較的薄いですが、アンモライトは比較的硬い鉱物なので、丁寧に取り扱えば強度に問題はありません。

左右56ミリほどあります。

100円玉との比較です。竜のうろこ模様が見られる美しい赤のアンモライトです。さしずめ“レッドドラゴン”といったところでしょう。
商品スペック
商品ID | al441 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | レッドドラゴン! 典型的な竜のうろこ模様が見られる、真紅の輝きを放つアンモライト(Ammolite)のピース |
産地 | Alberta, Canada |
サイズ | 5.6cm×4.9cm×最厚部0.9cm |
商品解説 | レッドドラゴン! 典型的な竜のうろこ模様が見られる、真紅の輝きを放つアンモライト(Ammolite)のピース |
この商品を購入されたお客様のお声
アンモライトに魅せられて気にいったものを少しずつ集めています。今回購入させていただいたアンモライトはビーズよりはるかに細かい粒子がキラキラとグリーン~レッド~ゴールドに変化しつつ輝いています。眺めていても飽きません。宝物が一つ増えました。
兵庫県/男性
アンモライトとは?
アンモナイトの中で、特に虹色に光り輝く化石を「アンモライト」と言います。1981年にCIBJO(国際貴金属宝飾品連盟)によって正式に宝石に認定されました。
世界で唯一、カナダだけ
アンモライトは、カナダのアルバータ州でしか産出されません。この採掘場だけ、圧力・温度・周りの岩石の成分が最高のバランスを保ちアンモナイトを1億年かけて虹色に輝かせました。
薄い・もろい・少ない、だから価値がある!
アンモライトの殻は数mm程度でもろく、無損傷の感全体は数十万~数百万円で取引されています。価値はもちろんサイズと遊色度合いに依存します。原石のカケラや、カケラを加工した装飾品が一般に市場に出ています。
地球がつくった最高傑作
アンモライトは見る角度を変えると様々な色に光ります。これを遊色と言います。1億年の歳月を感じながら手にとって眺めていると時間の経つのも忘れてしまいます。
アンモライトをつくった大自然、アルバータ州の国立公園
アルバータ地方でのアモンライトの採掘現場。
画像「ammolite」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
さらに詳しいアンモライトのこと
白亜紀後期のカンパニアン紀、北アメリカ大陸のベアパウ層とよばれる地層で保存された、光輝くアンモナイトのことを「アンモライト」と呼びます。
どこで採れる?
アンモナイトが数千万年の時を経て宝石化したものを、人々は特別に「アンモライト」と名付けたのは、そう昔のことではありません。古代の世界中の海にアンモナイトは存在すれど、アンモライトと呼べる石は、北米のBeapaw層だけで見つかっているごくかぎられたアンモナイト化石です。ベアパウ(Beapaw)層は、カナダ西部のアルバータ州とアルバータ州の東側に位置するサスカチュワン州を経て、さらに南に下ったアメリカのモンタナ州に至る地層です。この地層だけに、宝石の輝きをもつアンモライトが眠っています。
なぜアンモライトはできた?
ロッキー山脈が走る北米大陸の内陸部にあたるベアパウ層からなぜ、海中生物であるアンモナイト(のちにアンモライト)が発見されるのでしょうか?それは、白亜紀当時、北米大陸には内陸に内海が存在したからです。西部内陸海道(WesternInteriorSeaway)と名付けられた内海は、白亜紀中期から後期、海進により、ロッキー山脈を境界にして大陸を東と西に二分する巨大な海でした。東をアパラチア(Appalachia)大陸、西をララミディア(Laramidia)大陸とよんでいます。その後、隆起によって海岸線が後退して、海の中にあった地面が陸上にあらわれてきます。いわゆる海退が起こると、アンモナイトは粘土質のベントナイトという層に堆積して埋もれることになったわけです。
アンモライトは粘土に覆われてできた
現在では、軟膏や化粧品、猫の砂にも用いられるベントナイトとよばれる粘土ですが、この粘土質に覆われたのが良かったのです。アンモライトにとっては、殻の表面のアラレ石(アラゴナイト)を変質されることなく保存でき、方解石に変わることなく、鉄やマグネシウムといった鉱物に置換することができたのです。