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白ジュラ!状態も大変良好で、サイズ感も十分、さらに魚影も美しいです。ジュラ紀の絶滅古代魚、レプトレピス(Leptolepis stratiformis)の全身化石/【ot4091】
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こちらは、ドイツ・ゾルンホーフェンのジュラ紀の地層から採集された、絶滅した古代魚「レプトビス」の化石です。大きく口を開けたポーズが印象的な標本です。

ドイツ・ゾルンホーフェンといえば、世界的に知られた化石の名産地です。白ジュラと呼ばれる、非常に美しい石灰岩で有名です。
「レプトレピス」という名は、ギリシャ語で「細い鱗」を意味します。その名の通り、レプトレピスは最大でも10センチに満たない、比較的小さな魚で、細かな骨が入り組んだ真骨魚類です。現生の魚類に極めて近い特徴が、すでに備わっていました。

特徴的な口を開けたポーズが印象的です。

尾の先まで完全に保存されています。

“白ジュラ”の名にふさわしい、非常に美しい石灰岩です。

側面から撮影した写真です。堆積物が少しずつ降り積もって固まったことがわかる、層状の石です。

母岩の幅は約12センチ、本体はカーブに沿って計測するとおよそ72ミリ。レプトレピスとしては非常に立派なサイズといえます。

100円玉との比較です。状態も大変良好で、サイズもあり、魚影も美しく、コレクターズアイテムとして申し分ありません。
商品スペック
商品ID | ot4091 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 白ジュラ!状態も大変良好で、サイズ感も十分、さらに魚影も美しいです。ジュラ紀の絶滅古代魚、レプトレピス(Leptolepis stratiformis)の全身化石 |
産地 | Solnhofen, Bayern, Germany |
サイズ | 本体カーブ計測7.2cm 母岩含め全体11.9cm×8cm×厚0.6cm |
商品解説 | 白ジュラ!状態も大変良好で、サイズ感も十分、さらに魚影も美しいです。ジュラ紀の絶滅古代魚、レプトレピス(Leptolepis stratiformis)の全身化石 |
この商品を購入されたお客様のお声
初めて聞く名前、所持している他の魚類の標本とタイプが違い、硬骨魚類と真骨魚類は何が違うのかにも興味ありました。一番の違いは上顎が飛び出るのが真骨魚類だそうで、これは真鯛と金目鯛の口の差が正にそれに該当するかと思います。真鯛は顎が発達しており、歯も強く獲物を噛み砕く事が出来るのに対し、金目鯛は口が飛び出し、歯はないのですが、かなり大きく開きます。大きな獲物を飲み込む為の口です。標本を実際目にしての印象は背骨が身体の中央辺りにあり、骨が繊細、眼底骨が大きいと言った所でしょうか。魚は鱗の残っているノジュールが好きだったのですが、骨が観察出来る標本も面白いと思いました。それにしても毎回検索すると必ずセブンさんが過去取り扱った標本にヒットします。あらためてその実績に感心させられます。
東京都/男性
ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)