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約1億年前、セノマニアン期において北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石/【di1691】
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こちらは、約1億年前から約9,400万年前頃まで、現在の北アフリカに生息していた大型の肉食恐竜、スピノサウルスの歯化石です。決して大きな標本ではありませんが、保存状態は非常に良好です。

特徴的な縦線がしっかりと保存されています。スピノサウルスは、この長く伸びた円錐形の歯や、高い位置にある鼻孔といった特徴から、主に水生の魚を捕食していたのではないかと考えられています。ただし、巨体を誇るスピノサウルスですから、陸上の捕食者であった可能性も否定されていません。
魚だけでなく、幅広い種類の陸生動物や死肉(スカベンジ)も食べていたという説があります。現代の大型のクマ、たとえばグリズリーのような雑食性だったのかもしれません。実際、スピノサウルスの近縁種の化石からは、恐竜の骨や翼竜の骨に刺さった歯が見つかっており、こうした獲物も時折捕食していたと考えられています。

この鋭い歯を持つスピノサウルスですが、2013年の研究により、顎の力は垂直方向には強力である一方、左右への曲げには弱い構造をしていることが分かりました。これは、魚を捕食するために進化した特徴であるとする説があります。
さらに2022年の研究では、顎の前部での咬合力は約4,800ニュートン(およそ500kg弱)、後部(奥)では約12,000ニュートン(1,200kg強)という結果が得られています。噛む力そのものは、北米のティラノサウルス・レックスなどと比べると、決して強力だったとは言えないのかもしれません。

スピノサウルスは以前は陸生の恐竜だと考えられていましたが、近年の研究により、一生のうち半分以上を水中で過ごしていたことが分かってきました。現生のワニのような生活をしていたのかもしれません。

根元から撮影しました。均等に圧力がかかるような、円錐形の歯をしています。

ロングカーブ計測で、全長は約38ミリあります。

100円玉との比較です。約1億年前のセノマニアン期において、北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルスの歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1691 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 約1億年前、セノマニアン期において北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
産地 | Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測3.8cm |
商品解説 | 約1億年前、セノマニアン期において北アフリカの食物連鎖の頂点に君臨していたスピノサウルス(Spinosaurus)の歯化石 |
スピノサウルスとは?
スピノサウルスの歯の特徴
例えるなら、「かっちかちの石のたけのこ」です。見た目はたけのこみたいでやわらかそうですが、手にするとずっしり重くて冷たいです。こんな尖った石のような歯が古代の水辺で毎日のように魚に突き刺さりまくっていたとは・・・。魚も即死どころのさわぎではなく、一瞬でこの石のたけのこが何本もささり原型をとどめていなかったことでしょう。
スピノサウルスの名前の由来
トゲのあるトカゲの意味。1915年にエジプトで発見。ジュラシックパーク3でティラノサウルスとの一戦以来人気が爆発。
スピノサウルスのサイズ
実は肉食恐竜最大の17m(ティラノサウルスは13m)。体重は4トン。
スピノサウルスの特徴
ワニのような細長い鼻面で、背中には1.8メートルにもなる大きな帆をもつ。この帆は脊椎骨から一本一本直接延長したもので、それらを皮膚がつないでいる(うちわのような構造)。雄同士の威嚇、体温調整の役目があったとされる。
スピノサウルスの食性
口元はワニのような形状をしていることから、魚食性だったと考えられてる。歯の化石はセレーションがなく表面に溝があり魚などを串刺ししやすい構造になっている。
ちなみにかつてはセレーションがないことから肉食でもスカベンジャー(死肉食者)とされていたが、最近になって顎の先端部分が見つかり、ワニのような口をしていたことが分かった。
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
スピノサウルスの化石は多くが第2次大戦で失われてしまったので、まだまだ全身の復元は進んでいない。
スピノサウルスのかぎ爪
肉食恐竜らしい獰猛なカギ爪は「つかんだ獲物は逃がさない」といわんばかりの湾曲具合。当店でも取り扱っています。
左からスピノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドントサウルス、ティラノサウルス、マプサウルス
画像「スピノサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org