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肉眼ではっきりと視認可能なほど大きな昆虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4154】
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こちらは、「肉眼ではっきりと視認できる」大きさの、昆虫が内包された、ミャンマー産の古き琥珀、バーマイトです。

ご覧のように、琥珀の半分近くを占める、非常に大きな昆虫が内包されています。
バーマイトは、ミャンマー北部に位置するフカワン渓谷で採取される極めて古い琥珀で、その形成年代は約1億年前と考えられています。内部には、このような昆虫やクモ類、トカゲ、さらには恐竜の羽毛の断片までもが含まれていることがあります。
琥珀に包まれた内包物は外環境と遮断されるため、酸化や風化の影響を受けにくく、腐敗が進みにくくなります。その結果、通常では考えられないほど素晴らしい保存状態を維持することができます。
琥珀は、こうした保存効果があることから、「古代からの小さなタイムカプセル」と呼ばれることもあります。

琥珀だけでなく、その内部に含まれている昆虫も、同じく極めて古い時代のものである可能性があります。まさに、ロマンの塊ですね。

こちらの琥珀の基質は非常に透明度が高く、光をよく通します。

補助光なしでも、内包された昆虫を肉眼で明瞭に視認できます。

琥珀は、樹木から分泌された樹液が長い年月を経て化石化したものです。その形成過程で、虫などの小動物が取り込まれることがあります。しかし、ある程度の大きさを持つ虫は樹液から逃れることができるため、内包されることは稀であり、大型の昆虫を含んだ琥珀は極めて希少です。

輪郭はもちろん、細部に至るまで精緻に保存されています。

ぜひ高倍率のルーペで覗いてみてください。肉眼では気づかない、もうひとつの小さな世界がそこに広がっています。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

琥珀のサイズは約1センチで、内包された昆虫はその半分ほどの大きさです。

100円玉との比較です。肉眼ではっきりと確認できるほど大きな昆虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイトです。
商品スペック
商品ID | ot4154 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 肉眼ではっきりと視認可能なほど大きな昆虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1cm×0.6cm×厚0.1cm |
商品解説 | 肉眼ではっきりと視認可能なほど大きな昆虫を内包した、約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。