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クモが内包!約1億年前に形成された非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4152】
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こちらは、ミャンマー北部の渓谷で産出する古い琥珀、バーマイトです。なんと約1億年前(白亜紀中期)に形成されたとされ、世界的にも極めて古い琥珀として知られています。
このバーマイトには、「クモ」が内包されています。バーマイトは昆虫、クモ、ムカデ、ヤスデ、サソリ、さらには恐竜の羽毛の断片なども保存されていることがあり、「小さなタイムカプセル」のような存在です。

バーマイトは、ミャンマー中央地溝帯にある白亜紀の堆積盆地、フカワン盆地から採集されます。琥珀が採れる層からは約9800万年前の鉱物、ジルコンが発見され、この琥珀が極めて古い時代のものであることが判明しました。また、ロンドン自然史博物館にある、大きなバーマイトの内包物の調査により、白亜紀しか採集されない物体が含まれていることが分かり、その点でも、裏付けられています。
9800万年前といえば、地球上を恐竜が歩いていた時代です。その中に含まれるこうした内包物もその時代のものである可能性があるのです。バーマイトはロマンの塊のような存在なのです。

バーマイトは非常に古い琥珀でありながら、濁りが少なく、内包物が視認しやすいという特徴があります。この写真は、指の隙間からバックライトを当てて撮影したものです。

肉眼で見るとこのような感じです。

端の方には、植物片のような物体も確認できますね。

この琥珀の主役は、やはりこのクモでしょう。脚などが明瞭に保存されています。

左2センチ強です。

100円玉とほぼ同じくらいの大きさです。
商品スペック
商品ID | ot4152 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | クモが内包!約1億年前に形成された非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.1cm×1.2cm×厚0.2cm |
商品解説 | クモが内包!約1億年前に形成された非常に古い琥珀、バーマイト(Burmite) |
この商品を購入されたお客様のお声
肉眼でも確認できる大きさの蜘蛛で、琥珀の透明度が高いことから鮮明に姿を拝ませてくれます。蜘蛛の体はバラバラにならず、蜘蛛らしい姿を保って内包されており、ルーペで見ると、蜘蛛の色まで感じられます。今回も、よいコレクションになりました。
神奈川県/男性
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。