化石を観察するときの、ルーペの選び方 | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

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ルーペ(拡大鏡)を買い求めるときに重要なのは、倍率

執筆・監修
藤田 大 ジュラ株式会社 代表取締役 / 理学修士(広島大学大学院修了)
創業18年(2008年設立) 累計取扱1万超 3200件超の購入者評価 メディア実績・書籍監修多数

広島大学大学院理学研究科 修士課程修了(地球惑星システム学専攻)。専門は地学・鉱物学。累計1万点を超える化石・隕石の鑑定・販売に携わり、NHK BSプレミアム「南極の秘密」CG制作や、書籍『みんなが知りたい!化石のすべて』の監修、成城学園博物館のパネルデザイン等を担当。実物標本の知見に基づき、科学的根拠のある情報発信を行っています。

ルーペ(拡大鏡)を買い求めるときに重要なのは、倍率

ルーペ(拡大鏡)を購入する際に重要なのは、倍率です。

30倍の高倍率

10倍、20倍の中程度の倍率

2~3倍の低倍率

なぜこれらを使い分けるかというと、例えば、30倍のものは本当に小さなものを観察するには最適ですが、10倍や20倍に比べて焦点を合わせづらくなります。また、視野が狭くなるため、全体的に暗く見えることもあります。

観察する対象によって使うルーペを使い分けることが大切です。

基本的にどんな対象物でも使いやすいのは、2倍から3倍の倍率のものです。しかし、琥珀に内包されている小さな虫の翅脈などを詳しく観察する場合、2~3倍でははっきり見えません。その場合、10~20倍のルーペが必要になります。

一方で、恐竜の歯化石のエナメル質のパターンを観察するには、2~3倍の倍率で十分です。歯のセレーション(ギザギザ)をじっくり観察したい場合でも2~3倍で見えなくはありませんが、10~20倍のルーペがあれば便利です。

アンモナイトの縫合線(菊の葉模様)などは、10倍から20倍のルーペで気持ちよく観察できます。

このように、観察する対象物によって、使用するルーペを変更する必要があります。

もし、1本に絞りたいのであれば、10倍のルーペをおすすめします。ほとんどの対象物を観察できるオールマイティな存在と言えるでしょう。琥珀の内包物に特化して観察したい場合は、30倍のルーペをおすすめします。

ルーペで化石を観察する時のコツ

ルーペで化石を観察する時のコツ

ルーペの観察には少々慣れが必要です。倍率が低いもののほうがルーペそのもののサイズが大きいため、扱いやすく、目も疲れにくいです。そのため、まずは2~3倍のルーペを使って慣れ、徐々に高倍率のものに切り替えていく方法もあります。

中には、10倍と20倍が両方ついているルーペもあり、これ一つでほとんどの観察をカバーできます。

いずれにしても、レンズ径が小さすぎるものは見えづらいため、その点を注意して購入することをおすすめします。

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