恐竜はいかにして発見されたか?最初は全否定。 | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

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恐竜発見の歴史 化石の発見と現代に蘇った大型爬虫類

執筆・監修
藤田 大 ジュラ株式会社 代表取締役 / 理学修士(広島大学大学院修了)
創業18年(2008年設立) 累計取扱1万超 3200件超の購入者評価 メディア実績・書籍監修多数

広島大学大学院理学研究科 修士課程修了(地球惑星システム学専攻)。専門は地学・鉱物学。累計1万点を超える化石・隕石の鑑定・販売に携わり、NHK BSプレミアム「南極の秘密」CG制作や、書籍『みんなが知りたい!化石のすべて』の監修、成城学園博物館のパネルデザイン等を担当。実物標本の知見に基づき、科学的根拠のある情報発信を行っています。

恐竜の歴史

恐竜発見の歴史は始まったばかり

恐竜が人類の誕生する遥か昔に、太古の世界に君臨していた事はすでに我々現代人はよく知っていることです。ですが、恐竜発見の歴史はその事実が認められてからまだ200年も経っていないのです。化石はどんな存在だったのか、そして恐竜はどのようにして現代に蘇ったのかをご紹介します。

化石はどんな存在だったのか

1800年代以前から油田や岩石の採掘によって化石は色々な場所で姿を見せていました。しかし恐竜、つまり大型爬虫類の骨であるとは誰も考えず中国では龍の骨として漢方に、その文化は江戸時代の日本にも伝えられ、その他の骨も天狗の骨など目に見えない神聖な物として祭られてきました。 ほとんどはサメや大型哺乳類の骨として扱われ、形の良い物でも見た事無い生き物の骨、というところまでしか分からなかったのです。

初めての恐竜

歴史上恐竜として初めて認められたのは1825年にイギリスで発表されたイグアノドンです。 医師でありながら地質学の研究を行っていたギデオン・マンテルは採石場からいくつかの化石を発掘します。

恐竜のデジタル図鑑ーイグアノドン

研究を続けていく中で出土した「歯」がイグアナに近いことを発見し、彼は核心に近づいていったのです。ですがイグアナの20倍の大きさを持った歯がすぐに大型爬虫類のものであると認められる事はありませんでした。

研究を続ける中で聖職者であり地質学、化石の研究者でもあるウィリアム・バックランドと出会います。 彼はマンテルと協力し肉食の恐竜、アロサウルスを学会に研究結果として発表しましたが、 聖書の中にある「神は全ての生き物に食料として植物を与えた」この一文によって大型の肉食爬虫類は太古に存在していなかったとされてしまいました。

マンテルはこの問題を解決するために草食のトカゲを探します。

南アフリカに生息するイグアナ(草食生物)を見つけたマンテルは、自分の化石の中から歯と共に脊椎を復元し、発表された大型草食恐竜イグアノドンが現代に蘇ったのです。

日本でも進む恐竜の研究

1982年、発見された化石を元に福井県からは沢山の新種が発見されています。
国内外を含め、恐竜発見の歴史は始まったばかり。近年では研究に使用される技術の発展も目覚しく、これからも新しい結果が次々ともたらされる事になるでしょう。

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