翼竜、始祖鳥、鳥の関係。鳥はいったい何から進化したのか? | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

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翼竜、始祖鳥、鳥の関係はいかに?

執筆・監修
藤田 大 ジュラ株式会社 代表取締役 / 理学修士(広島大学大学院修了)
創業18年(2008年設立) 累計取扱1万超 3200件超の購入者評価 メディア実績・書籍監修多数

広島大学大学院理学研究科 修士課程修了(地球惑星システム学専攻)。専門は地学・鉱物学。累計1万点を超える化石・隕石の鑑定・販売に携わり、NHK BSプレミアム「南極の秘密」CG制作や、書籍『みんなが知りたい!化石のすべて』の監修、成城学園博物館のパネルデザイン等を担当。実物標本の知見に基づき、科学的根拠のある情報発信を行っています。

翼竜、始祖鳥、鳥、どれもみな空を飛翔することができます。では、いずれも同じ系統なのでしょうか。答えはNoです。たしかに始祖鳥は鳥へと進化しましたが、翼竜は始祖鳥にも鳥にも進化していません。3者の関係を詳しく見ていきましょう。

翼竜は鳥の祖先なのか?

翼竜は鳥の祖先なのか?

化石記録と遺伝的証拠に関する研究から、翼竜と鳥類は軽量の骨、融合した手首の骨、などのいくつかの特徴を共有しているものの、骨格などに明確な違いがあり、系統的にはそれぞれ独立して進化した別のグループです。

では、翼竜と始祖鳥の関係は?

翼竜と始祖鳥の関係

古生物学や進化生物学の専門家は、総じて「翼竜と始祖鳥は近縁ではない」と主張しています。どちらも古代の飛行生物ですが、翼竜は恐竜の時代に生息していた爬虫類のグループであり、始祖鳥はジュラ紀に生息していた鳥のような恐竜です。したがって、両者の間に直接的な進化上の関係はありません。

つまり、翼竜は独自の進化系統を歩んできたグループで、始祖鳥、鳥とも無関係です。

では鳥の祖先とされる始祖鳥はいったい何から進化したのか?

始祖鳥は何から進化したのか?

始祖鳥は獣脚類として知られる小型の肉食恐竜のグループから進化したと考えられています。具体的には、ドロマエオサウルス科やトロオドン科と密接な進化上の関係があったと考えられています。これらは、羽、長い腕、鋭い爪を持つ鳥のような獣脚類でもあります。これらの恐竜は、およそ1億5000万年前のジュラ紀後期に生息していたと考えられています。

始祖鳥の祖先と思われる、ドロマエオサウルス科の恐竜

最近の研究では、ドロマエオサウルス類が動力飛行が可能であった可能性があり、始祖鳥との進化的関係を更に支持しています。直接的な証拠はないものの、共通の特徴と類似点から、これらのグループの密接な関係が示唆されます。

始祖鳥から鳥へといかに進化したのか?

始祖鳥から鳥へと進化

始祖鳥は爬虫類的な特徴を持ち、歯がありましたが、現代の鳥はくちばしを持つように進化しました。また、羽も進化し、持続的な飛行を可能にする構造になりました。尾も短く、飛行中の安定性が高くなっています。また、鳥の骨格は効率的な飛行に最適化されており、身体的特徴の段階的な変化があったことがわかります。

まとめますと、以下のようになります。

進化の系統

鳥は全生物の進化の頂点か?哺乳類との優劣は?

読者の方より「考察が甘い!」というご指摘をいただきました。また考察を深めた後、再アップいたします。有難うございました。

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