化石からDNAを取り出し、クローンを復元することはできるか? | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

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化石からDNAを取り出し、クローンを復元することはできるか?

化石からDNAを取り出すことは可能か?

はい、化石の保存状態がきわめて良好であれば取り出せることがあり、実例も存在します。

生物が死に絶えたあと、軟体(肉体)部分はバクテリア等で短時間で分解されます。骨も例外ではなく、ほとんどの部位が分解され、長い期間を経て、他の鉱物などに置換され、もともとの成分は無くなっていきます。

しかし、細胞の一部がわずかに残るケースも存在します。

皆さん、ネアンデルタール人の骨からDNAを取り出し、様々な研究報告がされたのはご存じでしょうか。この研究によって、ネアンデルタール人は現世のヨーロッパ人に近い存在だった、とか、現代人の子孫は約10万年前にネアンデルタール人に中東で最初に出会っているのではないか、とか様々な推察が報告されています。

このように、化石からDNAを取り出すことは可能ですし、様々な研究結果がすでに報告されています。

このように、化石からDNAを取り出すことは可能ですし、様々な研究結果がすでに報告されています。

化石から抽出したDNAからクローンを復元できる?

では、その化石から抽出したDNAを使って、生物のクローンを復元できるのでしょうか?

クローンを復元するのは、非常に高いハードルが立ちはだかっています。少なくとも、DNAを取り出したから、ただちにその生物が復元できる、というわけではありません。

ハードル1.その生物のDNAだけ取り出さなければいけない

化石の周辺には、その生物のものだけではなくバクテリアのDNAが付着しています。また、研究・分析のさい、誤って人為的にほかのDNAが混入することも、考えられます。

仮に、うまくその生物のDNAだけを取り出せたとしても、その生物が想定している生物であると、にわかに断定はできません。

なぜなら、その生物のDNAのサンプルが存在しないため、検証が必要になるからです。ネアンデルタール人であれば、人間と比較して、その違いを検証することができますが、恐竜であれば、どうでしょうか。鳥類と比較検証するべきか、はたまた爬虫類と比較検証するべきか、そして、それがはっきり恐竜のDNAであると確証を得るには、膨大な数の比較検証が必要になるでしょう。

ハードル2.取り出したさまざまな遺伝子を、正しくつなぎ合わせなければいけない。

ハードル1を乗り越え、その生物とおぼしきDNAを抽出できたとしても、それをつなぎ合わせる必要があります。散り散りに破れた地図をセロハンテープでつなぎ合わせて、読めるようにするのと同じで、断片だけでは役には立ちません。

このとき、正しく復元できない可能性はおおいにあり、ここでも一進一退の地道な作業が必要になりそうです。

類人猿とは比較にならないほど古い恐竜のクローンを復元するのは、さらにハードルが上がります。

類人猿とは比較にならないほど古いため、骨の中に含まれる細胞を見つけることが難しくなる。

古い生物ほど化石の保存状態が悪く、化石からDNAを取り出せる確率が小さくなります。ネアンデルタール人は数十万年前の生物ですが、恐竜は最も新しい種でも6500万年前にさかのぼります。単純計算でも650倍以上古く、DNAを取り出すのはきわめて困難です。

では、骨から取り出せないのであれば、映画ジュラシックパーク(1993)のように、琥珀のなかの蚊からDNAを取り出せないか?

では、骨から取り出せないのであれば、ジュラシックパークのように、琥珀のなかの蚊からDNAを取り出すことはできないでしょうか。

マイケル・クレイトン原作の「ジュラシックパーク」の例のアイデアは大変斬新で、現実可能かと思わせる説得力がありました。しかし、白亜紀の琥珀は数が少なく、その保存状態もかなり悪いものが大半です。

恐竜時代の白亜紀の琥珀には保存状態の良い蚊の化石はほとんどない。

仮に蚊がいたとしても、吸血された血から恐竜のDNAを取り出すのは至難の業といわざるをえないでしょう。白亜紀ではなく新生代のコーパル(​マダガスカル産の100万年前のコーパルなど)には新鮮な虫が多数内包されているので、こちらの可能性は否定できません。

ハードル4.DNAを見つけて、設計図を再現しても、孵化させる卵がない

仮に、何らかの方法で恐竜の完全なDNAを抽出できたとしたら、どうでしょうか。もう一つハードルがあるようです。恐竜の幼生を誕生させるには卵から孵化させる必要がありますが、現世にはその卵がありません。

これらのハードルをすべて乗り越えることができれば、現実に、恐竜のクローンを復元させるのも夢ではありません。

未来の水族館の想像図

古代生物が復活すれば、モササウルスやエラスモサウルスが遊泳する水族館が誕生するかもしれませんね。

未来の水族館の想像図。CG制作:藤田 大(ジュラ株式会社)

未来の水族館の想像図。CG制作:藤田 大(ジュラ株式会社)

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