アンモライトの殻にまれに観察される穴の謎 | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

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プラセンチセラスの殻に残る穴の謎について

アンモライト(プラセンチセラス)の殻に、まさに、大きく丸い穴が開いているのを見たことがある人も多いでしょう。

以下の写真をご覧下さい。

アンモライトにまれに観察される丸い穴

この穴は一体どうして開いたのでしょうか。

複数の説が存在します。

1.モササウルスに噛まれた痕とする説

北アメリカの白亜紀には、巨大海生爬虫類のモササウルスが棲息していました。この大きな穴は、モササウルスの鋭い歯の形状とよく似ており、モササウルスがかじった痕ではないかというのです。

アンモナイトを捕食するモササウルス

たしかに、穴の形は丸く太い歯が突き刺さった痕のようにも見えますね。

2.カサガイが付着した痕とする説

北海道産の白亜紀層のアンモナイトのなかにも、似たような穴を持つアンモナイトの殻が発見されています。これは分析の結果、カサガイという腹足類が付着した痕の可能性が高いと言われています。カサガイは鋭い歯舌を持っており、岩などに、その歯舌を使い、強く吸着し生活します。つまり、この痕はカサガイがその場所で生活していた痕跡であるというわけです。

いったいどちらが正しいのでしょうか。

いまだにはっきりとした結論を見ていませんが、カサガイの歯舌の痕跡がはっきりと残るものについては、カサガイのものと見るのが自然でしょう。一方、歯舌の痕跡がない穴もあり、その場合は、モササウルス類の噛み痕と考える余地は十分にありそうです。

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