アンモナイトの「腹」とは? | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

化石ティラノサウルス 化石 レプリカ 恐竜 レンタル 模型・グッズ お問い合わせ
電話:050-3550-1734(平日10:00~18:00) メール:info@kaseki7.com(24時間対応) お買い物ガイドはこちら

アンモナイトの腹ってどこ?

執筆・監修
藤田 大 ジュラ株式会社 代表取締役 / 理学修士(広島大学大学院修了)
創業18年(2008年設立) 累計取扱1万超 3200件超の購入者評価 メディア実績・書籍監修多数

広島大学大学院理学研究科 修士課程修了(地球惑星システム学専攻)。専門は地学・鉱物学。累計1万点を超える化石・隕石の鑑定・販売に携わり、NHK BSプレミアム「南極の秘密」CG制作や、書籍『みんなが知りたい!化石のすべて』の監修、成城学園博物館のパネルデザイン等を担当。実物標本の知見に基づき、科学的根拠のある情報発信を行っています。

アンモナイトの専門書を読んでいると、アンモナイトの腹(はら)という表現に出会うことがありませんか。

アンモナイトの腹・・・。

アンモナイトの軟体部の消化器官のことでしょうか。

確かに、それも腹ですが、たいていの場合は、殻の外側を指しています。

下図をご覧下さい。

アンモナイトの殻の外側を腹という

アンモナイトの腹

このように、アンモナイトの軟体部のことではなく、アンモナイトの外殻のうち、軟体部のに近いサイドのことを指します。

アンモナイトの腹に注目すると、グループごとに違いがあることが分かってきます。

プラセンチセラス科のアンモナイトの腹

プラセンチセラス科のアンモナイトの腹

このように、プラセンチセラス科のアンモナイトは、薄い円盤状をしています。腹は非常に細いものの、少し平らになっています。平らになっているといっても、左右が絶壁の稜線上に細い道があるようなものです。

※ プラセンチセラス科のなかでも、様々な種類がありますので、例外は存在します。

アカントセラス科のアンモナイトの腹

アカントセラス科のアンモナイトの特徴は太くごつい​肋(ろく)と分厚い殻です。

アカントセラス科のアンモナイトの腹

下図は腹の断面の模式図の比較です。プラセンチセラス科のアンモナイトとアカントセラス科のアンモナイト

アンモナイトの腹の断面図

稜線と呼べる構造はなく、丸くふくれたような形になっています。プラセンチセラス科のアンモナイトとはその形が大きく異なることがお分かりいただけることでしょう。

同じアンモナイトでも、全く違う「腹」を持っています。

では、オウムガイの腹にも注目してみましょう。

オウムガイの腹

でっぷりと太った見事な太鼓腹といった感じでしょうか。プラセンチセラス科のアンモナイトと比較すると、その差は雲泥です。

ぜひ、アンモナイトを鑑賞する際には、「腹」にもご注目下さい。

こちらもお読み下さい。【アンモナイト】に関連したコラム