タルボサウルス(Tarbosaurus)ってどんな生き物? | 恐竜化石に関するコラム【三葉虫,アンモナイト,サメの歯】

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タルボサウルス(Tarbosaurus)ってどんな生き物?

タルボサウルス(Tarbosaurus)

タルボサウルス

産地 モンゴル(ネメグト層など)
時代 中生代白亜紀後期(約7,000万年前~6,800万年前)
分類 獣脚類 ティラノサウルス科
全長 約10~12メートル 体重 約4~5トン
名前の由来 「恐るべきトカゲ(警告するトカゲ)」
特徴 アジア最大級の肉食恐竜。ティラノサウルスよりもやや小さく、前肢が短い。

名前からして敵なし!タルボサウルス

アジアの肉食恐竜を代表するタルボサウルス。その学名Tarbosaurusはラテン語で「恐るべきトカゲ」を意味します(ギリシャ語由来の“tarbos=恐怖・驚異”から)。
強力な顎と鋭い歯(最大で約18センチ)を持ち、鋭い感覚と広い視野を備えていたと考えられています。東アジアにおける食物連鎖の頂点捕食者でした。

タルボサウルス

タルボサウルスは現在のモンゴル南部・ゴビ砂漠周辺の湿地環境に生息していました。推定寿命は25~30年ほどとされ、ハドロサウルス科のサウロロフスや竜脚類のネメグトサウルスなど大型草食恐竜を捕食していたと考えられています。まさに当時の生態系の頂点に立つ存在でした。

タルボサウルス

ティラノサウルスと間違わないで!

タルボサウルスはティラノサウルス類(ティラノサウルス科)に属し、体型もティラノサウルス・レックスに非常によく似ています。ただし、タルボサウルスの方がやや小柄で、前肢がさらに短く、頭骨の形状にも差があります。
頭骨内部構造(特に脳函の形)や上腕骨と大腿骨の比率の違いなどから、ティラノサウルスとは別属として分類されています。白亜紀後期当時、アジアと北アメリカは陸橋でつながっており、両者は共通の祖先から分化した“姉妹属”とみなされています。

タルボサウルス

タルボサウルスは1955年、ロシアの古生物学者エフゲニー・マレエフによってゴビ砂漠で発見・記載されました。学名はTarbosaurus bataar(タルボサウルス・バタール)です。最大標本の頭骨は約130cmで、ニューヨーク自然史博物館のティラノサウルス標本とほぼ同じ大きさです。全長は11~12mに達したと推定されています。発見場所が北アメリカだったなら、ティラノサウルスとして誤認された可能性も指摘されています。

前足は何のため!?

タルボサウルスの特徴のひとつは、強靭な体に対して非常に短い前肢を持つ点です。

強力な顎と歯、鞭のような尾、発達した後肢を備えながら、前肢は小さく退化的に見えます。この「短い腕」の用途については現在も議論が続いており、

  • 巨大な頭部の発達と引き換えに退化した。
  • 前肢はほとんど使われなかった。
  • 実際には強い力を発揮でき、獲物にとどめを刺す補助的役割を持っていた。

など、諸説ありますが決定的な証拠はまだありません。

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