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- 三葉虫の誕生から絶滅まで
三葉虫は、古生代を生き抜いた長寿の化石グループ

三葉虫と一口に言っても、その種類は数千に及ぶと言われています。
また、生きた時代も非常に長く、最も古いものはカンブリア紀に現れ、最後はペルム紀末まで、実に約2億7000万年ものあいだ、グループとして命をつないできました。
ちなみに、私たち人類の仲間であるヒト属の歴史は、さかのぼってもおよそ280万年ほどです。
ホモ・サピエンスに限れば、約30万年にすぎません。
そう考えると、三葉虫という生物群がいかに長い時間、古生代の海を代表する存在であり続けたかが分かります。
しかし、その長い歴史の中で、三葉虫が常に同じように繁栄していたわけではありません。
カンブリア紀に登場し、オルドビス紀に大きく多様化し、その後は絶滅イベントを乗り越えながらも、次第に多様性を失っていきました。
このコラムでは、三葉虫の歴史を、
誕生、多様性開花、維持、衰退、そして絶滅
という流れで、時代ごとに見ていきます。
重要なポイントは、時代区分の節目にたびたび起きた大量絶滅イベントです。
三葉虫はそれらを何度も乗り越えましたが、後期デボン紀以降に大きく衰退し、最後はペルム紀末の史上最大級の大量絶滅によって、完全に姿を消しました。
誕生、多様性開花、維持、そして細るまで
カンブリア紀に登場し、オルドビス紀には爆発的に多様化しました。さまざまな形、大きさ、生態の三葉虫が現れ、当時の海では非常に存在感のある生物群でした。
しかし、三葉虫の歴史は単純な右肩上がりではありません。
オルドビス紀末の大量絶滅を乗り越えた後、シルル紀からデボン紀前半にかけては、なお一定の多様性を保っていました。ところが、デボン紀後期の絶滅イベントによって大きな打撃を受けます。
その後、石炭紀からペルム紀にかけて、三葉虫は完全に消えたわけではありませんでしたが、すでに主役の座を降りていました。生き残っていたのは少数の系統に限られ、化石としてもカンブリア紀やオルドビス紀のように豊富に見つかる存在ではなくなっていきます。
ペルム紀の三葉虫が非常に少ないのは、まさにこのためです。
ペルム紀には、三葉虫はすでに長い衰退の末期にあり、かつてのような多様性はほとんど失われていました。そして約2億5200万年前、ペルム紀末の史上最大級の大量絶滅によって、三葉虫はついに完全に姿を消しました。
三葉虫の歴史は、古生代の海の変化そのものを映すような存在です。
カンブリア紀に現れ、オルドビス紀に大きく花開き、その後は絶滅を乗り越えながらも徐々に細り、ペルム紀末に終わりを迎えた……。
まさに、古生代を象徴する生物のひとつと言えるでしょう。






























