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- 2大遊覧飛行とジョムソン・ポカラ10 日間 (化石との出会い) 文:野々村誠
- 1月26日(水)(7日目)
平成 23 年1 月20 日 ~ 平成23 年1 月29 日 文:野々村 誠
1 月26 日(水)(7 日目)
朝、食堂に行くと、ホテルの屋上からアンナプルナ連峰やマチャプチャレが見えると教えてくれた。そこで、食事前に屋上に行ってみると、これまで以上にすぐ近くにはっきりとアンナプルナ連峰やマチャプチャレが見えた。我々のグループの人も写真を撮りに来ていた。ポカラに4日間滞在し、最後の日にやっと全貌をみることができた。しかし、朝食後に見に来た人は、雲に隠れて見えなかったそうである。やはり山の天気は変わりやすい。
朝食後、出発までに時間があったので、ホテル内のお土産屋さんを見て回り、ネパールでは有名な「曼荼羅」を購入した。最初は、45000 円と言っていたが、最終的に11000 円で決着した。
9 時40 分発の飛行機でポカラを出発し、カドマンドゥに移動した。所要時間は約30 分であった。飛行機の下には、約1000 位の山並みに段々畑が見えた。こんな山間にも人が住んでいるのである。水や食料の確保、通学など、毎日の生活は大変であろうと思う。
昼食は、久し振りの和食であった。この店は日本料理「田村」で、以前日本人が経営していたホテル「Kido」内にある。
午後からは、世界遺産のパタン市内の中心にあるダンパール広場を見学した。この広場にある建物は、16~18 世紀にマッラ王朝の最盛期に造られたもので、東側は、旧王宮、西側は寺院が並んである。
- ゴールデンテンプル
- クンベジュワール寺院
- マハボータ寺院
- マチェンドラナート寺院
なお、カトマンドゥ市内には、幾つもの王宮やヒンドゥ教や仏教の寺院があり、どれも同じような造りなので、名前を正確に覚えることが難しい。
ゴールデンテンプル
寺院の内部
クンベジュワール寺院1
クンベジュワール寺院2
マハボーダ寺院
マチェンドラナート寺院
市内観光後、市の中心部にある「エベレストホテル」に5時半に到着した。
ホテルは国際会議が開かれたり、政府の要人が食事にくるなど、市内でも有数のホテルだそうである。夜にはホテルの別棟でカジノが開かれていた。確かに立派なホテルであるが、水道水は茶色で濁っていた。朝、バスタブの水は茶色くなっており、自分の体がこんなに汚れていたのかと気になったが、水道水の色を見て安心した。バスタブの中には、砂が沈殿していたので、浄水処理が十分でないのだろう。
バスタブの水(茶色)
水道水
夕食は、ホテルの1階のレストランであった。バイキング形式で、料理の質もよかった。今回の旅行中にYさんと神奈川県から来られた男性が誕生日を迎えられ、添乗員さんから記念品をいただき、ケーキが振る舞われた。我々もそのケーキのお裾分けを頂いた。Yさんは、1月21日がお誕生日だと言っていたが、生まれた年は秘密ですと笑わせていた。
夕食後、例の3人でホテルの周辺を散歩した。既に商店は閉まっている所が多いが、屋台はまだ商売をしていた。客は屋台で買い物をして食べ終わるとその容器や紙をそのまま道路に捨てていた。道端にはごみが多い。屋台は、営業を終えると、ダンボールやごみを道端で燃やしていた。ごみの量を減らしているのだろう。多分、ごみの収集や焼却場などがないのであろう。そのため、ごみを道端に捨ててしまうのだと思う。この国では、今後、浄水、排水、ごみの収集、焼却など、衛生管理の教育や施設が必要であると思う。
夜の屋台
閉店後ゴミを燃やす