太い、保存状態抜群のパーフェクト標本！モロッコ産の首長竜、エラスモサウルス（Elasmosaurus）の母岩付き歯化石 海のモンスター 販売

こちらはモロッコ産のエラスモサウルスの仲間の歯化石です。エラスモサウルスとは白亜紀後期に現れた首長竜のグループで、長い首と太い胴体、大きな４つのパドルを持つ巨大な海生爬虫類でした。彼らは遊泳はさほど得意ではない代わりに、長い首を器用に用いて素早く動きを上手に捕らえたと考えられています。

母岩と一緒に保存された歯化石です。歯だけ分離された標本も良いですが、こうして母岩一体型の標本にしかない魅力があります。母岩には骨の化石などが散見されます。同一個体の骨かどうかは不明ですが、想像するだけで楽しい標本です。

歯自体の保存状態は極めて良好です。厳しい目で選定した厳選品です。

側面から見るとまた雰囲気が変わります。非常に立体的で、先端だけは母岩から少し浮かしてある点もまた魅力的です。

エラスモサウルスを含む多くの首長竜の歯化石は、特有の曲がり方があります。彼端だけでなくミドルセクションで強く湾曲している傾向があります。この特徴は、獲物を引っ掛けて捕食するために効果的だったと考えられています。上下の顎に複数の歯が生えており、口を閉じると互いに噛み合わさるように配置されていたと言われています。これらの歯の配置は通常、「乱杭歯」と呼ばれています。詳しくはコラム「これがエラスモサウルスの本物化石の乱喰い歯だ！！」を御覧ください。

母岩は分厚く、内部にはいろいろな骨が保存されています。顎付近の骨なのでしょうか。

裏面を撮影。こちらにも多数の骨が散見されます。

ロングカーブ計測４８ミリ。エラスモサウルスの歯にしては厚みもあります。

１００円玉との比較。このように立てて展示するのもまた違った魅力があります。