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まず、入手不可能!マジか……。なんと、「羽毛」を内包した約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4082】
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はぁぁぁ、いきなりですが、ため息を漏らしてしまいました。こちら、何だと思いますか?こちらは生物の羽の化石です。「羽なんて柔らかいものが化石として残るかい?」鋭いご指摘です。通常、残ることはまずありません。軟組織は容易に分解されてしまいますので。ところが、琥珀に内包された場合は、そうとは限りません。琥珀は樹液が化石化したものですが、徐々に固くなり、内部は外部から遮断され、酸化や腐敗からは無縁となります。琥珀は古代からのタイムカプセルなどと言われるのはそのためです。こちらの琥珀は、約1億年前の樹液が化石化したものです。と・い・う・こ・と・は……そうです、こちらの羽も当時のものである可能性があるのです。1億年前の羽……それは、もしかして???そうです、恐竜あるいは鳥類の羽の可能性があります。恐竜ファンならずとも身震いしてきますよね。これは琥珀ならではの魅力ですね。それにしても、これほどの鮮明さ、保存状態、残ってくれてありがとう!と叫びたくなります。

その他にも多数の有機物のかけらと思われる内包物が見られます。こちらの琥珀はいわゆるバーマイトと呼ばれるものです。化石や琥珀に詳しい方ならご存知ですよね。特に琥珀ファンなら、垂涎のアイテムと言って良いでしょう。世界各地で琥珀は採集されますが、これほど古い琥珀は希少で、しかも透明度がかなり高いので、内包物を見渡しやすいんですね。

おっと、こちらには虫がいますね。羽に興奮しすぎて見逃していました。

琥珀は、古くから宝石として見なされ、現在でもジュエリーなどに加工されている人類最長クラスの人気アイテムです。この美しさを見れば、それも納得です。実物は、この写真が霞むほどの美しさがあります。特にバックライトを当てると、さらに強く明るく輝きます。この色は、何色にも例えがたい、まさに「琥珀色」です。

羽の化石は比較的小さいので、ぜひ高倍率のルーペをご使用ください。30倍以上の倍率のルーペをおすすめします。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

羽と言っても一部ではなく、羽根や羽軸などがしっかりと残っています。見るからに「羽」です。

一部の恐竜が最終的に鳥類へと進化していったことは、今や常識となりつつあります。進化の過程についてはコラム「鳥類の祖先は誰?」を御覧ください。進化の過程で、一部の恐竜には羽毛が生えていったこともご存知のとおりです。果たして、この羽の持ち主は誰だったのでしょうか。コレクションとしてはもちろん、研究資料としてもぜひ!研究用にこちらの写真をお使いになりたい場合は、弊社までご連絡ください。高画質写真をお渡しいたします。

左右26ミリほどあります。羽は写真の左下あたりに見えます。あえて希少だのレアだの申し上げなくても、どなたでもこの標本の価値はすぐにご理解いただけると思います。バーマイトは様々な内包物を含んでいることが多いですが、羽は極めて希少です。含まれていることは滅多に、いや、ほとんどありません。

100円玉との比較です。基質の透明度も高く、羽をご覧いただくには絶好の琥珀です。ぜひ、1億年前の世界にダイブしてみてください。
商品スペック
商品ID | ot4082 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | まず、入手不可能!マジか……。なんと、「羽毛」を内包した約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.6cm×1.6cm×厚0.7cm |
商品解説 | まず、入手不可能!マジか……。なんと、「羽毛」を内包した約1億年前の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。