エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石 化石 販売

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エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石/【ot1723】

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石/古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)【ot1723】

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エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その1)

2018年の最後を飾るのに相応しい逸品をご紹介します。恐竜が地球に誕生するはるか前に現れた巨大な両生類、エリオプスの非常に上質の顎化石です。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その2)

この顎化石には、なんと7本の歯化石が保存されています。しかも、歯化石のいくつかは、極めて良好な保存状態を示しています。エリオプスの場合、歯化石1本でも相当な希少価値があることを考えると、この顎化石の価値はいかほどか。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その3)

この歯化石の鋭さを見るだけでも、エリオプスが恐ろしいハンターであったことが分かります。実際、体重90kg、体長は2メートルを超える巨体の持ち主で、特に頭部が大きく、60センチもあったと考えられています。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その4)

その巨大な頭部に備えられた大きな顎。この歯をもって、相手をホールドし、丸飲みするように捕食したと考えられています。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その5)

現在からおよそ2億8千年前という非常に古い時代の化石でありながら、本当に素晴らしい保存状態を示しています。このレベルの標本は滅多に出てきません。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その6)

もう一度アップでご覧いただきたい、この歯化石の素晴らしい保存状態。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その7)

歯のソケットまで保存されています。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その8)

ソケットのアップ。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その9)

歯のエナメル質は損なわれずに保存されているため、美しい光沢を備えています。

エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石(その10)

100円玉との比較。その希少性は恐竜をの凌ぎます。古生代ペルム紀の巨大な両生類、エリオプス。同じ時代を生きたディメトロドンなどと並び最強の存在の一つと考えられています。

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商品スペック

商品ID ot1723
年代 古生代ペルム紀(2億8900万 -- 2億5100万年前)
学名 エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石
産地 Arroyo Formation, Clay County, Texas, U.S.A.
サイズ 全体4.2cm×2.2cm×厚1cm
商品解説 エクストリームレア!古生代ペルム紀(約2億8000万年前)に生息していた巨大な両生類、エリオプス(Eryops sp.)の顎化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

エリオプスとは?

エリオプスってどんな生き物?

エリオプス復元図

知れば知るほど面白い、ペルム紀の水辺ハンター

今から約2億9,500万年前のペルム紀。まだ恐竜が誕生するよりずっと前、地球の大地をのしのし歩いていたのが、この「エリオプス」という巨大な両生類です。

両生類と聞くとカエルやイモリを想像しますが、エリオプスはスケールが違います。体長は1.5〜2メートル、最大で3メートル級。当時の陸上においては“ほぼ頂点に近い”ビッグサイズで、イメージとしては「のんびり歩くワニ」と言われることもあります。

彼らの顔つきは、名前の由来にもなっている重要ポイント。“Eryops(エリオプス)”はギリシャ語で「前に突き出た顔」という意味で、眼より前にドーンと大きな頭が伸びています。頭骨自体も40センチ近くもあり、その中には円錐形の鋭い歯が並んでいました。この歯は迷路のような構造を持つ「ラビリントドント歯」と呼ばれ、獲物をがっちりつかむのにぴったりの造り。当時の水辺で泳ぐ大型の魚や、小さな四肢動物たちは良い餌だったはずです。

意外かもしれませんが、エリオプスは“水の中はそれほど得意ではなかった”と考えられています。尾は太くて短く、魚のようにしなやかには動けません。胴体は骨がぎっしり詰まったような頑丈なつくりで、どちらかというと静かに水辺で待ち伏せし、のそのそと陸に上がって生活するスタイルだったようです。まさに「半水生」の原始的なハンター。

そして特筆すべきは、皮膚の質感が化石として残っている点。なんとエリオプスの皮膚化石が“ミイラのように”保存された例があり、体表には楕円形の細かな突起がびっしり並んでいたことがわかっています。つまり、ヌルヌルの両生類というより、ちょっとゴツゴツした“古代生物らしい質感”の皮膚だったわけです。

また、エリオプスは成長してもカエルのような大変身(変態)はしなかったと考えられています。幼体は水辺で育ち、ゆっくりと時間をかけて陸で暮らせる体へと変わっていく。現生のイモリに近い、穏やかなライフサイクルだったようです。

恐竜より古く、哺乳類より古く、しかし確かにその後の陸上動物の歴史につながる“はざまの存在”として、エリオプスは古生物学でもとても重要。巨大な頭、分厚い胴体、そして水辺でのんびり過ごす姿。エリオプスを知ることは、「恐竜前夜の地球」をのぞき込むような面白さがあります。

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