珪孔雀石（クリソコラ） 鉱物 販売

桂孔雀石のご紹介です。「けいくじゃくいし」と読みます。別の鉱物で孔雀石がありますが、それとは異なります。孔雀石は人間との関わりが大変古くからある鉱石として知られていますが、本標本の桂孔雀石も、紀元前３１５年にギリシャの哲学者テオフラスタスが合金作業のなかで使用した鉱物の一つとして、その名の由来にもなっていますが、合金で使用される鉱石とは考えにくいため、現在では、他の鉱石と取り違えたのではないかと言われています（英語名クリソコラは「金を接着するもの」といった意味合いになります）。

孔雀石は緑であるのに対して、桂孔雀石は緑色や青色、あるいはその中間色を呈します。

また緑色と青色が同時に入った標本などもあり、その色の鮮やかさには目を見張るものがあります。

驚くような緑色。蛍光色かと思うほどです。

銅鉱物の分解物として生成することが多く、工業的には銅資源として、また、美しい色を呈することから、装飾品として多数利用されています。

宝石として利用するにはやや硬度が不足しているため、樹脂等で固めて利用することが多いようです。

桂孔雀石は、イギリス、イスラエル、メキシコ、チェコ、米国アリゾナなどから産出します。本標本はチリ産です。基本的に砂漠地帯など渇いたところから産出します。