両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石 化石 販売

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両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石/【ot4411】

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石/新生代第三紀(6600万--260万年前)【ot4411】

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両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その1)

本標本は、岩手県雫石町用ノ沢から産出した木の葉の化石です。中新世という、現代よりも温暖だった時代に、湖の底で静かに時を止めた一枚。細部まで鮮明に残る葉脈が美しく保存されています。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その2)

母岩の上には、二つの葉の化石が残されています。この化石が形成された当時、一帯は火山活動を伴う内陸の盆地で、豊かな湖や湿地が広がっていました 。水面に落ちた葉が、酸素の少ない湖底で静かに泥に覆われたことで、分解されることなく「実体」として現代に姿を現したのです。通常、葉の化石は痕跡だけにとどまることが多い中、本標本では一部が炭化し、葉そのものが黒く残存しています。希少性の高い、実体保存の木の葉化石です。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その3)

クローズアップで見ると、その保存状態の良さに驚かされます。細部にまで張り巡らされた網目状の葉脈や、葉の縁にある「鋸歯(きょし)」と呼ばれるギザギザとした形状が鮮明に確認できます 。これは、現代のニレ科の木の葉に似た特徴です。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その4)

葉の表面には「炭質膜」と呼ばれる炭のような薄い膜が残っており、独特の褐色を帯びています 。これは植物の有機物が長い年月をかけて炭化したもので、岩石というキャンバスに描かれた繊細な水墨画のような風合いを醸し出しています。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その5)

葉を支える母岩(ぼがん)にも、ご注目ください。この白っぽく細かな粒子からなる岩石は「凝灰質泥岩」と呼ばれ、近くの火山から飛来した火山灰と、湖の泥が混ざり合ってできたものです 。また、写真右端には、別の木の葉の化石が保存されています。しかも、極めて良好な保存状態を維持しています。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その6)

その裏面にある木の葉の化石をアップしました。中新世の東北地方は「中期中新世温暖極大期」の影響を受け、現在よりもずっと暖かく、現在よりもずっと暖かく、ブナやケヤキなどに代表される温帯性広葉樹が広がる、豊かな森林環境に覆われていました。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その7)

側面から見ると、約1.4cmという厚みの中に、薄い層が幾重にも重なっているのが分かります。これは「層理(そうり)」と呼ばれ、湖の底で季節ごとに泥や火山灰が降り積もった証です 。一枚の葉がこの層の間に挟まり、気の遠くなるような時間をかけて圧縮され、石へと変わっていった過程を想像させてくれます。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その8)

全体幅が11.2cmというサイズ感は、コレクションとして非常に魅力的です。大きすぎず、かといって小さすぎないため、机の上やキャビネットの中に自然に馴染みます。母岩の形状も、自然に剥離したままの荒々しさを残しており、展示した際に本物の化石ならではの、無骨さを感じさせてくれます。

両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石(その9)

100円硬貨との比較です。日常生活の空間に違和感なく置けるコンパクトなスケールです。付属のスタンドで立てて飾れば、お部屋の一角に「1,000万年前の景色」へと繋がる、小さな窓が開いたかのような感覚を味わえます。

ネームカード
スタンド

商品スペック

商品ID ot4411
年代 新生代第三紀(6600万--260万年前)
学名 両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石
産地 岩手県 日本
サイズ 本体最大幅5.6cm 母岩含め全体11.2cm×5.7cm×厚1.4cm
商品解説 両面に木の葉あり!中新世の湖底が生んだ静寂の一枚 ― 岩手県雫石町・用ノ沢産 木の葉の化石

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

10分で分かる植物の進化とは?

植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。

現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。

その歴史を簡単に振り返ってみましょう。

植物の進化の歴史

植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。

先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。

古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。

最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)

藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。

藻類

地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)

古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。

コケ類

大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)

古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。

シダ類

種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)

恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。

マツ

現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)

恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。

桜

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