- 化石セブン【HOME】
- 化石販売
- その他の化石の販売
- 針葉樹の樹脂
- 琥珀の化石販売
- この一粒の琥珀に、巨大なロマンが内包!明瞭な凹凸が残された、爬虫類の鱗片が眠る、約1億年前の琥珀、バーマイトです。希少なトカゲの鱗が内包されたバーマイト(Burmite)
この一粒の琥珀に、巨大なロマンが内包!明瞭な凹凸が残された、爬虫類の鱗片が眠る、約1億年前の琥珀、バーマイトです。希少なトカゲの鱗が内包されたバーマイト(Burmite)/【ot4292】
日本全国送料0円 この商品について質問する 探して欲しい商品がある
SOLD OUT 売却済み | スマホ向けサイトのトップページはこちら
以前、発表して多くのコレクターから反響があった、爬虫類の鱗入り琥珀を、もう1点ご紹介いたします。ご覧ください。はっきりと鱗と視認可能な物体を含んだバーマイトです。バーマイトとは、東南アジアのミャンマー北部・フカワン渓谷で産出する、極めて古い琥珀で、その年代はなんと約1億年前と推定されています。1億年前といえば、恐竜が大繁栄を迎えていた時代。そんな時代の爬虫類の鱗を含んでいるとなれば、いやがおうでも胸が高鳴らずにはいられませんね。
冒頭の琥珀、写真の右端にあります。琥珀は全体で左右17ミリほどあり、肉眼でも視認可能ですが、ぜひ高倍率のルーペをお使いください。30倍以上のスペックを持つルーペをおすすめします。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
拡大画像を改めてご覧ください。透明度の高い琥珀の中に、明瞭な鱗構造が確認できます。重なり合う鱗片の凹凸が立体的に保存されており、まるでついさっきまで生きていた生物のもののようです。
では、なぜこれほどまでに素晴らしい保存状態を保てたのでしょうか。それは、琥珀が形成される「樹脂化」の過程に秘密があります。生きていた当時、木の樹液が爬虫類の体の一部を包み込み、そのまま空気を遮断して固化したのです。樹脂の中は外気や水分が一切届かず、微生物による分解も進みません。そのため、皮膚の表面構造や鱗の微細な凹凸まで、驚くほど精密に残されたのです。
こうして、1億年という気の遠くなるような時を経ても、当時の姿が失われることなく、私たちの前に現れたわけです。太古の生命が放った“最後の息吹”を、琥珀が封じ込めた……まさにミラクルな標本です。
写真上には、昆虫のようにも見える内包物が確認できます。バーマイトは、実に多種多様なインクルージョン(内包物)を含むことで知られており、一説によると、これまでに確認された昆虫の種類は1000種を超えるとも言われています。ただし、爬虫類の鱗となると話は別です。これまで数多くのバーマイトを取り扱ってきましたが、ここまで明瞭に鱗構造が確認できる標本は、まずお目にかかれません。
そして……驚くべきは、この内包物です。よくご覧ください。こちら、爬虫類の“手”のように見えませんか。前腕から、三本に分かれた指、そして先端には、爪のように尖った部位まで確認できます。これを見つけたときは、思わず「あっ」と声を上げてしまいました。その後、スタッフと皆で、この感動を分かち合ったほどです。
もちろん、科学的な検証が必要ではありますが、視覚的にはまさしく小型爬虫類の手指に見える……そう言っても過言ではない保存状態です。
1億年前の樹脂の中で、偶然にもこの形が保たれたことを思うと、ただ驚嘆のひと言に尽きます。
前肢の化石だと確証が取れれば、より高価格でのご紹介となりますが、今回は、その分を価格に反映しない形でご案内しております。
そして、こちらにも……虫の一部と思しき物体が!琥珀を高倍率のルーペでのぞいていると、次々と新たな発見が現れます。その瞬間は、まるで1億年前の世界を探検しているかのような感覚です。
こちらには、甲虫のようにも見える、がっしりとした虫がひっそりと確認できます。
遠目で見ると、宝石のように輝く琥珀。しかし、その中には1億年前の爬虫類の鱗が静かに眠っています。この小さな結晶の中に、太古の生命の記憶が息づいているのです。
バックライトをあてずに、肉眼で見ると、やや透明度は落ちますが、それでも十分内包物を観察できます。
ぜひ、この前肢と思しき物体を、貴方ご自身の目でお確かめください。
左右約17ミリほどあります。
100円硬貨より一回り小さいサイズです。明瞭な凹凸が残された、爬虫類の鱗片が眠る、約1億年前の琥珀、バーマイトです。このひと粒の琥珀に、巨大なロマンが詰まっています。
商品スペック
| 商品ID | ot4292 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | この一粒の琥珀に、巨大なロマンが内包!明瞭な凹凸が残された、爬虫類の鱗片が眠る、約1億年前の琥珀、バーマイトです。希少なトカゲの鱗が内包されたバーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 1.7cm×1.3cm×厚0.4cm |
| 商品解説 | この一粒の琥珀に、巨大なロマンが内包!明瞭な凹凸が残された、爬虫類の鱗片が眠る、約1億年前の琥珀、バーマイトです。希少なトカゲの鱗が内包されたバーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































