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国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、カエデとみられる葉の化石/【ot4269】
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こちらは、現在の兵庫県神戸市や三田市、淡路島北部に広がる地域に堆積した神戸層群から採集された葉の化石です。この地層群には、約3800万年前から3100万年前にかけての堆積物が眠っています。
かつてこの一帯には「古神戸湖」と呼ばれる巨大な湖が存在しており、本標本はその湖底に堆積した葉が化石化したものと考えられます。

写真をご覧いただくと、葉柄の付け根から複数の太い主脈が放射状に伸び、それぞれが枝分かれして細脈へと広がっているのが分かります。これは「掌状脈(しょうじょうみゃく)」の典型的な形態で、カエデなどに見られる特徴です。

葉の形がそのまま石の表面に刻まれて残ったものを、印象化石と言います。当時の姿を鮮明に伝えてくれる化石です。

裏面はフラットに整えられているため、そのまま置いてもしっかり安定します。

十分な厚みがあり、強度にも問題ありません。

約10センチ弱の母岩に、長さおよそ5センチの葉化石が残されています。

100円硬貨との比較写真です。神戸層群から採集された、カエデとみられる葉が保存された標本です。
商品スペック
商品ID | ot4269 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、カエデとみられる葉の化石 |
産地 | 兵庫県 日本 |
サイズ | 本体5.4cm 母岩含め全体9.9cm×5.5cm×厚3.5cm |
商品解説 | 国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、カエデとみられる葉の化石 |
10分で分かる植物の進化とは?
植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。
現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。
その歴史を簡単に振り返ってみましょう。
植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。
先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。
古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。
最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)
藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。
地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)
古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。
大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)
古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。
種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)
恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。
現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)
恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。