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大きい、26ミリ級!琥珀の中にダイブしよう!見どころ満載!多数の虫や植物片を内包したミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4216】
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こちらはミャンマー北部、カチン州、フカワン渓谷近くの白亜紀の地層から採集された、非常に古い琥珀です。琥珀とは、木の樹液が固まり、悠久の時を経て、最終的に化石へと変貌したものです。
「え? 琥珀って化石なの!?」と思われる方もいるかもしれませんが、れっきとした化石なのです。化石というと、恐竜の骨やアンモナイトの殻などを想像されるかもしれませんが、生物の一部、または痕跡が石化したものは、基本的に「化石」と呼ばれます。痕跡というのは、たとえば糞(ふん)や足跡が石化したものを指します。
さて、この地域から採れる琥珀は、白亜紀、つまり恐竜時代に形成された、極めて古いものと考えられています。世界中の琥珀の中でも特に古く、しかもご覧のように、動植物を明瞭に内包していることから、世界中のコレクターから高い人気を集めているのです。
こちらの個体は、複数の羽虫を含む、なかなか貴重なものです。写真に写っているのは蚊に似た羽虫で、頭部・胸部・腹部・長い脚・触角まで確認できるのですから、驚きですね。
こちらには別の虫が!高倍率のルーペで覗くと、触角さえも観察できます。詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。
この琥珀の内部には、複数の虫たちが、化石となって身を潜めています。樹液は、虫たちにとって非常に魅力的な存在のようです。カブトムシやクワガタムシの採集をしたことがある方ならご存じだと思いますが、朝方にはクヌギの樹液に集まってきていますよね。
木の樹液には、糖分やアミノ酸などの栄養が豊富に含まれています。本来、樹液は木の樹皮の傷を治すために分泌されるものですが、虫たちにとっても貴重なエネルギー源となるのです。特に、カブトムシやクワガタムシといった甲虫類や、チョウ・ハチ・アブなどの羽虫たちにとっては、大好物です。
さらに、樹液には芳香や微量のアルコール成分が含まれているため、遠くからでもその匂いを嗅ぎつけて、虫たちを引き寄せる効果があります。さらには、それらの虫を狙ってやってくる肉食性の昆虫、たとえばオサムシの仲間や、クモなども集まってくるのです。
樹液は、虫たちにとって栄養源であると同時に、餌場でもあり、複雑な生態系の接点ともなっているのですね。
そうした多種多様な虫たちを巻き込みながら、長い年月のなかで化石化したものが、このような「虫入りの琥珀」なのです。
多種多様な虫を含んだ、ミャンマー産の琥珀です。この地域の琥珀は、ミャンマーの旧国名に由来して「ビルマ琥珀」と呼ばれます(英語読みでバーマイト)。バーマイトからは、これまでに1,000種類以上の虫が確認されており、しかも白亜紀(約1億年前)のものとされていることから、当時の生態系を知る上で極めて重要な資料となっています。
透明度は十分にあり、反対側からも見通すことができます。
補助光を後方から照射して撮影しました。内包物である虫がシルエットとなって浮かび上がる様子は、まさに圧巻です。
補助光なしではやや暗く見えるため、ぜひライトを当てながらご覧ください。
おっと、ここにまた別の虫が見られますね。かなり精緻な保存状態を保っています。
虫以外にも、さまざまな植物片が見られます。当時、この地域は熱帯雨林に近い環境だったと考えられています。
こちらは、何らかの植物の一部のようですね。網目状の構造が確認できます。当時、この地域にはラグーンや湾が近くにあったとも考えられており、海洋性の植物片である可能性もあります。
やはり、この蚊のような羽虫の保存状態と存在感は、素晴らしいものがあります。ぜひルーペを使って探してみてください。なお、一般的な虫眼鏡では力不足ですので、30倍以上の高倍率ルーペをご用意いただくことをおすすめします。肉眼では見えなかった世界が、そこには広がっています。タイムマシンはまだ存在しませんので白亜紀にいくことはできませんが、琥珀の奥には、恐竜時代を生きた虫たちが、今も静かに眠っているのです。
左右約26ミリ。バーマイトとしては比較的大きめのサイズです。
こちらは、100円硬貨との比較写真です。多数の虫を含んだ、大型のバーマイト。ぜひ、ルーペを使ってこの小さな世界にダイブしてみてください。
商品スペック
| 商品ID | ot4216 |
|---|---|
| 年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
| 学名 | 大きい、26ミリ級!琥珀の中にダイブしよう!見どころ満載!多数の虫や植物片を内包したミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite) |
| 産地 | Myanmar |
| サイズ | 2.6cm×1.3cm×厚0.6cm |
| 商品解説 | 大きい、26ミリ級!琥珀の中にダイブしよう!見どころ満載!多数の虫や植物片を内包したミャンマー産琥珀、バーマイト(Burmite) |

バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。

琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。

では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。

さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。

バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。































