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5センチを超えるサイズ! 那須塩原で採集された、数十万年前の木の葉化石(ブナ属の可能性が高い)/【ot4187】
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こちらは、栃木県北部・那須塩原で採集された木の葉の化石です。那須塩原といえば、温泉や紅葉、スキー場などで知られる観光地ですが、化石の産地としてもよく知られています。
この地域では、主に2つの異なる時代の化石が発見されています。ひとつは、今からおよそ1000万年前の海にすんでいた生き物の化石。もうひとつが、今回のような数十万年前の木の葉の化石です。
こうした葉の化石は、約30万〜40万年前の第四紀更新世中期に存在したと考えられている「古塩原湖」の湖底に、泥や火山灰とともに積もったものです。

ご覧のように、軸や葉脈などが明瞭に残っており、保存状態の非常に良い化石です。種類は特定されていませんが、
・やや広めの卵形の葉の形
・葉の縁にギザギザ(鋸歯)が見られず、全体的に滑らか
・側脈が比較的直線的に葉の縁まで伸びている
といった特徴があり、ブナ属(Fagus)の葉である可能性があります。

葉の輪郭を際立たせるため、表面をわずかに彫り込んだ状態です。

裏面にも、一部に木の葉の化石が確認できます。

ご覧のように、断面には、何層にも重なった層が見られ、湖の底に堆積物が少しずつ積もっていった様子がよくわかります。

母岩は全体で約82ミリ、葉の最大長は約57ミリあります。

100円硬貨との比較です。那須塩原で採集された、数十万年前の木の葉の化石です。いくつかの特徴からブナ属の可能性があります。
商品スペック
商品ID | ot4187 |
---|---|
年代 | 新生代第四紀(260万年前 -- 現在) |
学名 | 5センチを超えるサイズ! 那須塩原で採集された、数十万年前の木の葉化石(ブナ属の可能性が高い) |
産地 | 栃木県 日本 |
サイズ | 本体幅5.7cm 母岩含め全体8.2cm×5.8cm×厚2cm |
商品解説 | 5センチを超えるサイズ! 那須塩原で採集された、数十万年前の木の葉化石(ブナ属の可能性が高い) |
10分で分かる植物の進化とは?
植物とは、光合成を行い、成長し、維持する栄養を生成する生物のことです。
現在もっとも進化しているとされる植物は被子植物(日本人が大好きな桜など)ですが、もとは、先カンブリア時代に誕生した藻類(そうるい)に遡ります。
その歴史を簡単に振り返ってみましょう。
植物の歴史は動物の歴史よりもはるかに長くさらに遡ります。
先カンブリア時代(約20億年前)には、すでに水中に藻類(そうるい)が出現していました。
古代より絶えることなく生きている生物種のことを、「生きた化石」などといいます(シーラカンス、ウミユリなど)が、植物は生きた化石の宝庫といえます。恐竜が地球に誕生するはるか前から、絶えることなく、地球上に生息し続けています。
最初の植物、藻類。(先カンブリア時代)
藻類は、水中で生活します。茎、根、葉っぱの区別はありません。体全体で栄養素を吸収して生息しています。先カンブリア時代から出現し、現世まで絶えることなく、生息しています。
地上で生活を始めたコケ類。(古生代オルドビス紀)
古生代オルドビス紀に入ると、コケ類が出現します。コケ類は、これまでの水中生活(藻類)から、陸上へと生活の場を広げました。とはいっても、湿った場所にしか生息できません。
大繁栄を遂げたシダ類。石炭の原料となった。(古生代石炭紀)
古生代石炭紀に入ると、シダ類が大繁栄します。はじめて、根、茎、葉っぱに分化した組織を持ち、栄養分を根から効率的に取り込むために、維管束(いかんそく)を持っていました。効率的に栄養素を取り込めるようになり、水の近くからやや離れても生息できるようになり、大繁栄を遂げました。大量に生息したシダ類は、石炭となり、人類の産業革命のきっかけとなったことは周知の事実です。コラム:シダ類と産業革命も合わせてお読みください。
種を持った初めての植物、裸子植物が誕生。(古生代ペルム紀)
恐竜の時代、古生代ペルム紀に入ると、種(たね)をもった植物が誕生します。裸子植物です(藻類、コケ類、シダ類は、胞子によって繁殖します)。硬い表皮で覆われた種が動物や自然環境によって遠方に運搬され、容易に勢力範囲を伸ばすことができるようになりました。
現在最も進化した植物、被子植物が誕生。(中生代ジュラ紀)
恐竜の時代、中生代ジュラ紀に入ると被子植物が誕生します。被子植物とは、胚珠(はいしゅ)が子房で覆われている植物のことです。子房は最終的に果実へと成長するため、容易に動物等に捕食され、その結果、種子を効率的に遠方に運搬できるようになりました。