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トップクラスのコレクターズアイテム!生命感漂う恐竜時代のサソリを内包した、極めて希少なミャンマー産琥珀「バーマイト(Burmite)」/【ot4183】
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こちらは、極めて希少なミャンマー産琥珀です。何が希少かというと……ご覧の通り、サソリを内包しているのです。誰がどう見てもサソリと判別できる、明瞭な輪郭を持ち、何よりも特徴的な左右の鋏角(きょうかく)がしっかりと保存されています。
ミャンマー産の琥珀は主に北部・フカワン渓谷から採集されます。この地域に横たわる地層は白亜紀中期(アプチアン末からセノマニアン初期)に形成されたことが分かっています。白亜紀中期といえば、地球に恐竜が闊歩していた時代です。この琥珀の内包物も、その時代のものだと考えられています。

補助光を後方から照らしつつ撮影しました。ご覧ください、このサソリの姿!
通常、琥珀の内部に取り込まれると、昆虫などは動きや基質の流動によって形が崩れてしまうことが多いのですが、この個体は良い意味で例外です。サソリ入りの琥珀は極めて希少ですが、中でも保存状態に優れた、まさに白眉といえる逸品です。

琥珀の面白いところは、裏面からものぞける点です。このように透明度の高い琥珀に内包されると、まるでガラス瓶の中にあるかのように、360度、さまざまな角度から観察することができます。
石化した虫の化石の場合、裏側からのぞくことはまず不可能ですが、琥珀ならそれが可能なのです。

鋏角(きょうかく)をご覧いただきましょう。
鋏角とは、サソリの頭部の前方に位置する、一対のハサミのような器官で、獲物を捕らえる際に使われます。節足動物の中でもクモ形類によく見られる構造です。
この個体では、その鋏角が左右対称に、美しい状態で保存されています。琥珀の中でここまで明瞭に鋏角が確認できる標本は、極めて稀と言えるでしょう。

こちらはミドルセクションです。体節などがはっきりと保存されています。ぜひ高倍率のルーペを用いてご覧ください。肉眼でも輪郭は確認できますが、それだけではもったいない。ぜひ、ルーペを使って高倍率の世界を冒険してみてください。細部に宿る驚きと美しさに、きっと魅了されるはずです。
ルーペの選び方は、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

非常に鋭い鋏角(きょうかく)をアップで撮影しました。ミャンマー産の琥珀は、英語読みで「バーマイト(Burmite)」と呼ばれます。バーマイトは前述のとおり、極めて古い琥珀でありながら、内包物の多様性でも知られています。昆虫や植物はもちろん、時には恐竜の羽毛までもが保存されていることがあります。
約1億年前の熱帯雨林に生息していた多種多様な動植物が、驚くほど良好な状態で閉じ込められており、まさに「古代からのタイムカプセル」と呼ぶにふさわしい存在です。
世界各地の琥珀と比べても、内包物の多様性、年代の古さなど、どれをとっても突出しており、非常に高いコレクション価値を誇ります。まさに、琥珀コレクター垂涎の逸品です。

惜しむらくは尾の先が失われている点ですが、それを補って余りある保存状態で、全体として極めて完成度が高く、トップクラスのコレクターズアイテムといえるでしょう。

いかがでしょう。思わずドキッとするほどの美しさと、強烈な存在感を放っています。補助光を用いることで、サソリの輪郭がくっきりと浮かび上がってきます。恐竜時代の標本とは思えないほどの繊細さと、今にも動き出しそうな気配をまとった、圧巻の逸品です。
実はこの琥珀、厚みが7ミリもあります。それにもかかわらず、これほどまでにクリアに見通せるのは、透明度の高いバーマイトの中でも非常に稀です。
どれほど優れた動植物が内包されていても、それを堪能できるかどうかは、透明度にかかっています。「上質なサソリ」×「高い透明度」……この好条件がそろうのは、ほんの一握りの琥珀のみです。
繰り返しになりますが、“厚みがありつつ透明”というのは極めて珍しく、この点はぜひ強調しておきたいところです。

琥珀のインクルージョン(内包物)ならではの立体感が素晴らしく、ぜひ手に取って、さまざまな角度から眺めてみてください。肉眼でも、サソリの姿をはっきりと確認することができます。

琥珀全体の最長部は約23ミリ。内包されたサソリは、少なくとも1センチの大きさがあります。これは、琥珀に閉じ込められた節足動物としては、かなり大きな部類に入ります。

100円玉との比較写真です。琥珀ファンの方なら、この希少性がおわかりいただけるはずです。
一対の鋏角(きょうかく)が見事に保存され、今にも動き出しそうな生命感を宿したサソリが内包されています。
末永く大切にしていただきたい、まさにトップクラスのレアアイテムです。
商品スペック
商品ID | ot4183 |
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年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | トップクラスのコレクターズアイテム!生命感漂う恐竜時代のサソリを内包した、極めて希少なミャンマー産琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
産地 | Myanmar |
サイズ | 2.3cm×1.9cm×厚0.7cm |
商品解説 | トップクラスのコレクターズアイテム!生命感漂う恐竜時代のサソリを内包した、極めて希少なミャンマー産琥珀「バーマイト(Burmite)」 |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。