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かつて約3,500万年前、亜熱帯気候だった神戸周辺で採集された、ブナと見られる葉の化石/【ot4134】
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こちらは、約3,500万年前の植物が眠る神戸層群から採集された標本です。神戸層群は、約3,800万年前から3,100万年前にかけて、現在の兵庫県神戸市や三田市、淡路島北部などに広がる地域に堆積した地層の総称です。
この地域には、かつて「古神戸湖」と呼ばれる巨大な湖が存在していたと考えられています。湖の深部における嫌気性環境では酸化や腐敗があまり進まず、状態の良い化石が形成されたのでしょう。
この標本には、葉脈まで明瞭に保存された葉がいくつか見られます。

やや広い楕円形(卵型)で、葉脈は中央から放射状に複数伸び、明瞭に枝分かれしています。また、縁部には鋸歯(葉の縁のギザギザ)はあまり見られず、全体的になめらかな印象です(ただし、はっきりとは判断できません)。これらの特徴から、神戸層群で多く見られるブナ属に分類される葉ではないかと推測されます。

その横には、別の葉も見られます。こちらは葉脈が非常に明瞭に保存されているタイプです。神戸層群にはいくつかの岩石の種類がありますが、本標本は、おそらく泥岩(でいがん)で構成されていると思われます。きめ細かく、化石の保存に適した石質です。

神戸層群は、かつては約1,600万年前の地層と考えられていましたが、最新の研究により、実際には約3,800万年前から3,100万年前の地層であることが判明しました。
当時の日本列島は、現在よりもアジア大陸に近接しており、温暖な亜熱帯気候から、現在のような温帯気候へと移行する時期にあたります。この植物が生えていた頃は、現在よりも高温多湿な環境だったと考えられています。

裏面には、また別の葉の化石が見られます。はっきりとはしませんが、カエデの葉のようにも見えます。

こちらは側面から撮影した写真です。標本にはしっかりとした厚みがあります。

最も大きな葉の長さは、約67ミリあります。

こちらは100円硬貨との比較写真です。明瞭な葉脈が保存された、ブナの仲間と思しき葉の化石です。約3,500万年前、亜熱帯気候だった神戸で採集されたものです。
商品スペック
商品ID | ot4134 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | かつて約3,500万年前、亜熱帯気候だった神戸周辺で採集された、ブナと見られる葉の化石 |
産地 | 兵庫県 日本 |
サイズ | 本体6.7cm 母岩含め全体8.1cm×7.3cm×厚4.6cm |
商品解説 | かつて約3,500万年前、亜熱帯気候だった神戸周辺で採集された、ブナと見られる葉の化石 |