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国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、新第三紀中新世の古いブナ、「ムカシブナ(Fagus stuxbergi)」の葉の化石/【ot4102】
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こちらは神戸層群から採集された、古代のブナの葉の化石です。ブナは冷温帯に繁茂する落葉高木で、気候に対して敏感であり、温帯の下限を示す指標樹としてよく知られています。現生種は樹高約30メートルに達し、根元近くの幹の直径は1メートルを超えることもある巨木です。

ブナは中生代白亜紀後期にはすでに存在していたと見られており、新第三紀中新世(約2,300万年前から約500万年前)には、北半球の広い地域に分布していたと考えられています。現在では、世界各地に自生しており、ヨーロッパのヨーロッパブナ、北アメリカのアメリカブナ、中国のブナ、日本のブナなどが知られています。

日本のブナは、北海道、本州、四国、九州などに広く分布しています。北海道や本州北部では低山地にも自生していますが、本州を南下するにつれて、高地でしか群生しなくなります(これも温帯の下限を示すものとされています)。
日本では、今回の標本のように、化石種も数多く発見されています。最も古いものは中新世に繁栄した「キヨクチブナ」と呼ばれる種で、アメリカブナに似た比較的大きな葉を持っていました。
その後、中新世の終わり頃から鮮新世のはじめ頃(約1000万年前)にかけて、気温の低下に伴い葉が小型化し、「ムカシブナ」と呼ばれる種が増加していったと考えられています。
こちらの標本は、そのムカシブナに相当すると考えられています。側脈が葉の縁部と交わるあたりに鋭い鋸歯が見られます。この特徴はキヨクチブナよりも、中国の古いブナに近く、中国系統に属するのではないかという説もあります。

裏面です。

最も厚い部分では39ミリもあり、十分な強度があります。非常にきめ細かい石質で、幾重にも層を成していることが分かりますね。

母岩含め左右113ミリほどあります。

100円玉との比較写真です。神戸層群から採集された中新世の古いブナ、「ムカシブナ」の葉の化石です。
商品スペック
商品ID | ot4102 |
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年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | 国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、新第三紀中新世の古いブナ、「ムカシブナ(Fagus stuxbergi)」の葉の化石 |
産地 | 兵庫県 日本 |
サイズ | 本体6.3cm 母岩含め全体11.3cm×6.5cm×厚3.9cm |
商品解説 | 国内化石マニアックシリーズ!神戸層群から採集された、新第三紀中新世の古いブナ、「ムカシブナ(Fagus stuxbergi)」の葉の化石。厚みがありますので、平置きで展示ください。 |