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様々な植物片と羽虫が内包!恐竜時代の琥珀として名高い、ミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite)/【ot4054】
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こちらはミャンマー北部の渓谷で採集された琥珀です。一般には「バーマイト」や「ビルマ琥珀」といった名前で知られており、ミャンマーの旧国名であるビルマに由来しています。この琥珀は、白亜紀中期のアルビアンからセノマニアン(約1億年前)に起源を持つ、非常に古いものとされています。世界的にも、これほど古い琥珀は数えるほどしか存在しません。内部には、ご覧のように羽虫が内包されています。

琥珀は、もともと樹木の樹液でした。これが地下深くに埋没し、長い年月をかけて固化したものが琥珀です。樹液に引き寄せられた虫が閉じ込められ、化石になることがあります。琥珀に守られることで、虫はほとんど傷つかず、まるで1億年前からタイムスリップしてきたかのような状態で保存されます。通常の環境では、これほど小さな虫や植物片は分解されやすく、化石として残ることはありません。そのため、琥珀は当時の環境を知るうえで貴重な手がかりとなります。

こちらには、黒く焼け焦げたような丸い物体が見られます。当時、この地域では頻繁に火災が発生していたと考えられており、バーマイトにはこのような黒い物体がよく内包されています。

バーマイトは、数ある琥珀の産地の中でも、多様な内包物を含むことで知られています。近年、ロンドン自然史博物館の研究により、白亜紀に起源を持つことが確認されました。

こちらは何でしょうか?円環状のループのような物体が見られます。こうした微細な内包物を観察するには、30倍以上の高倍率のルーペが必要です。選定方法については、コラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」をご覧ください。

ぜひ、この羽虫を探してみてください。羽には翅脈が残っています。琥珀に内包されていなければ、これほど良好な状態では残らなかったでしょう。

バックライトを当てて撮影しました。基質が透き通っているため、煌々と輝きます。

バーマイトからは、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類など、多種多様な植物が発見されています。非常に豊かな植物相が存在していたことがわかりますね。

左右17ミリほどあります。

100円玉との比較。恐竜時代の琥珀として名高い、ミャンマー産の琥珀「バーマイト」です。内部には、さまざまな植物片や羽虫が含まれています。ぜひ、高倍率のルーペを使ってご覧ください。
商品スペック
商品ID | ot4054 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 様々な植物片と羽虫が内包!恐竜時代の琥珀として名高い、ミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
産地 | Myanmar |
サイズ | 1.7cm×0.9cm×厚0.5cm |
商品解説 | 様々な植物片と羽虫が内包!恐竜時代の琥珀として名高い、ミャンマー産の琥珀、バーマイト(Burmite) |
バーマイト(ビルマ琥珀)とは?
バーマイトは、ビルマ琥珀やカチン琥珀の名で知られ、ミャンマー北部の渓谷で発掘される約1億年前の恐竜時代に形成された琥珀です。その中には、様々な動植物が内包されており、まれに恐竜の断片的な化石も見つかっています。
琥珀は樹木の樹液が化石化したものですが、その形成には少なくとも数百万年かかるとされています。バーマイトは特に古く、1億年もの時間をかけて形成されており、他の産地の琥珀と比較しても非常に貴重です。
では、このバーマイトの元となった樹液を生み出した樹木は、どのような環境に生えていたのでしょうか。
一説によれば、これらの樹木は海岸近くの熱帯雨林に生えていたと考えられています。その樹液が固まってできた樹脂は海に流され、そこで化石化したとされています。これは、琥珀の中からアンモナイトの殻やサンゴ、カキなどの海洋性生物が発見されたことに基づいています。
さらに、一部の琥珀からは淡水性の貝の化石が見つかっており、海洋だけでなく、沿岸の河川やデルタ、湖、ラグーンなどの環境も存在していたと推測されています。また、焼け焦げた植物の痕跡が含まれていることから、現代の熱帯泥炭湿地のように、当時も火災が頻繁に発生していた可能性があります。
バーマイトの中から発見される動植物の多様性は際立っており、これまでに2000種類以上が記録されています。特に多いのは昆虫で、クモやサソリ、ダニ、ハチ、アリ、ゴキブリ、シロアリ、カマキリ、コオロギ、ヤスデ、ムカデ、水生昆虫などが含まれます。また、植物も多様で、顕花植物、針葉樹、シダ、ヒカゲノカズラ類、コケ類などが確認されています。