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貴殿のコレクションの中心に飾っていただきたい!特大、パーフェクトな保存状態のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)の上質個体/【ot3093】
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こちらは根強い人気を博す、古生代シルル紀のウミサソリ、ユーリプテルス・レミテス(Eurypterus remipes)の極上標本です。この標本をパーフェクトと言わずして何をパーフェクトと述べるのか。そう叫びたくなる、まさに完全標本。
失われやすい左右の大きなパドルを一切の欠損無く残した見事な逸品であります。本体カーブ計測で14センチを超える大型個体で、もう一つの象徴である尾先の鋭いトゲ部も欠損せず保存されています。
いかがでしょう、この美しきフォルム。ウミサソリにはいくつかのグループがありますが、ユーリプテルスはそのなかでも最も有名かつ典型的なグループと言って良いでしょう。
最大の特徴は一対の大きなパドル。この特徴的なパドルは名前の意味である”大きな翼”に反映されています。
頭部には口器から伸びる細かな足の痕跡も保存されています。ウミサソリは生物史の比較的初期に繁栄した生物で、食物連鎖の上位にいた生物だと考えられています。同時期に繁栄していた三葉虫を捕食していたという説があります。詳しくはコラム「およそ5億年にわたる海の生物の歴史をCGで振り返る」を御覧ください。
体部には節があり多少折り曲げることができたと考えられます。
尾の先には鋭いトゲがあります。獲物を攻撃するときに使用したかどうか、毒針だったかどうか、などは不明ですが、ユーリプテルスといえばこの鋭いトゲ、トレードマークのような存在です。
こちらには別の生物の部分化石があります。種類までは特定できず。
裏面には採集場所と採集年が保存されています。弊社ではこういった巡検メモ的な記録はできるだけ残すようにしています。現場や整理の際に付けたラベリングはのちの管理に大変役に立つからです。次のオーナーもぜひ剥がさずにしていただければと思っています。Lang's Quarryとはニューヨーク州のラング採石場を示しています。ユーリプテルス・レミテスはよくこの場所から採集されます。91は文字通り1991年を示していると思われます。これほどの標本ですから、長年、前オーナーに大切に保存されてきたことは容易に想像できます。
母岩が分厚く残されている点は大きいですね。14センチほどある大型個体ですので、これくらいの母岩で支えられていたほうが安心でしょう。
およそ22センチの母岩に14センチのユーリプテルスが鎮座しています。尾を少しくねらせているポーズが素晴らしい。
100円玉と比較するとその大きさが伝わるでしょうか。ぜひ専用のスペースをご用意いただき、コレクションの中央に飾っていただきたいと思います。この化石にはそれだけの価値があります。
商品スペック
商品ID | ot3093 |
---|---|
年代 | 古生代シルル紀(4億4600万 -- 4億1000万年前) |
学名 | 貴殿のコレクションの中心に飾っていただきたい!特大、パーフェクトな保存状態のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)の上質個体 |
産地 | New York, U.S.A. |
サイズ | 本体カーブ計測14.1cm 母岩含め全体22.5cm×20.3cm×厚4cm 3620g |
商品解説 | 貴殿のコレクションの中心に飾っていただきたい!特大、パーフェクトな保存状態のウミサソリ、ユーリプテルス・レミペス(Eurypterus remipes)の上質個体 |
この商品を購入されたお客様のお声
迅速な対応ありがとうございます。注文2日後には届きました。梱包も丁寧でした。早速陳列棚のセンターに置いてみました。また購入したいと思いました。
和歌山県/男性
ウミサソリとは?
こんな怪物が海にいたら、海水浴できません!
史上最大の節足動物、古生代からこんにちは、海のスコーピオンキング ”ウミサソリ”
ウミサソリとは、古生代初期の、カンブリア紀5億年前に登場し、デボン紀3億6千万年前の大量絶滅まで生き延びた、海の怪物です(ペルム紀まで生きたと言う説もあり)。もちろん現生には生きていません。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
しかし、このウミサソリという名前から分かるように、見た目は現生のサソリにそっくりなのです。海と陸の違いはありますが。
そして、もっと大きな違いは、そのサイズ。
実は、地球史上最大の節足動物
現生のサソリはせいぜい10-20cm程度のものですが、ウミサソリは、なんとっ!最大で2.5mにもなった、というから、腰を抜かしてへたり込んじゃいます。2.5mといえば、ライオンと同じサイズですっ。ライオンならまだかわいいですが、見た目はサソリそのまんまですから、まさに恐怖を体現するような怪物です。
当時の海は怪物だらけだった
ウミサソリが存在していたオルドビス紀やデボン紀といえば、まわりは化物だらけの、パラレルワールドですから、このくらいのアンリアルな姿をしていて、やっと時代とマッチしていたといっても言い過ぎではありません。
たとえば、ご存知、三葉虫。1万種類以上のバラエティがあり、かつ、奇奇怪怪なその姿は現生ではありえません。アンリアルです。
たとえば、ダンクルオステウス
最大で10mにもなる、とんでもない化物魚です。この魚の凄みは、中世の甲冑のような装甲板で覆われたボディです。思いっきりバットで殴られてもビクともしないような強力な防御能力を持ちながら、同時に、一説によればティラノサウルスよりも強いとされる噛み力を持つ、という怪物ぶりです。史上最強の魚の一つと言われています。アンリアルです。
画像「ダンクルオステウス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
このようなモンスター達に囲まれていたのですから、ウミサソリのアブノーマルさも納得というものです。
5大絶滅の1つ「デボン紀の絶滅」でウミサソリも絶滅?
ちなみにデボン紀後期の水中生物の大量絶滅で、このようなモンスターたちは地球から一掃されてしまいますが、ウミサソリを現実に目にしていると、地球の懐の深さを手に取るように感じさせてくれます。
画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.or
ウミサソリは、浅海に存在し、一部は陸に上がっていた、と言う説もあります。現生のサソリのように尾に毒を有していたのかは不明ですが、近くに寄ってきた魚などを鋭い手や尾などを駆使して、捕食していたのでしょう。2.5mともなると、どのような相手が捕食対象となったのでしょうか。浅海ともなれば、同時代に存在した三葉虫も捕食対象となっていたのかもしれませんね。
ウミサソリの子孫は?
ウミサソリの系統については、諸説あります。見た目から現生のサソリの祖先であったと言う説やカブトガニの祖先となった、と言う説があり、どちらも確定しているわけではありません。ウミサソリは300種類ほど確認されており、最も有名でよく知られているのが、ユーリプテルスです。
ユーリプテルス(広い翼)は現在のヨーロッパや北米の浅海に生息し、オスとメスが存在し、平均で20cm以下、最大で1mを超える大物がいました。広く横に伸びた翼のような手が特徴で、尾の先端のとがり具合といい、まさにウミのサソリそのままの形をしています。
スペインバルセロナの博物館 画像「ウミサソリ」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org