最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本 隕石 販売

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最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本/【ot2740】

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本/【ot2740】

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最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その1)

こちらは、「世界で最も美しい隕石」と評される、石鉄隕石、パラサイトに分類される、セイムチャン隕石です。こちらのパラサイトの素晴らしい点は色々ありますが、まず最初に強調しておきたいのが、写真で淡黄色に輝く、カンラン石の美しさです。この標本は厚いところで3ミリもある、かなり分厚いパラサイトなのですが、それでも、これほどの透明度をもって輝くということは、その状態が極めて良いことを意味しています。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その2)

シルバーの鉄とニッケルの合金の間を埋めるように配された美しきカンラン石の数々。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その3)

なぜ、このような不思議な構造を持つ隕石が存在するのか、ご説明いたします。石鉄隕石という分類名の通り、金属と石の両方が含まれている点にご注目ください。金属とは、写真のシルバーの部分で、鉄とニッケルの合金からなります。石とは、黄色のカンラン石から成る部分です。この成分とその混合割合はこの隕石の起源と深い関わります。石鉄隕石に限らず、地球表層に落下する隕石の大半は、火星と木星の軌道上にある小惑星ベルトの小惑星の一部だったと考えられています。小惑星同士の衝突によりえぐり出された部分が飛び出し、太陽を中心とした大軌道を周回しはじめ、天文学的な確率で地球に到達したものが、我々が目にする隕石なのです。小惑星同士が簡単に衝突するものなのか、と疑問を持たれる向きも多いかと思いますが、宇宙的なタイムスケールで見つめると決してその頻度は小さくありません。小惑星同士の衝突ではありませんが、地球上にあるクレーターの数々は、ある意味、天体同士(大きめの隕石と地球)の衝突といえます。地球上でさえこれだけ多数のクレーターがあるのですから、小惑星ベルトに存在する無数に存在する小惑星同士が衝突したとしても、決して不思議ではありません。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その4)

さて、その小惑星同士の衝突により、えぐり出された部位に注目してみましょう。ある程度の大きさを有する小惑星は地球と同様に重たい物質が中心部に集まります。地球で考えてみますと、中心核には融解した鉄が、表層にはケイ素(Si)を含む石を中心に構成されています。事実、その密度を見ると、地殻では2.7g/cm3、マントルでは3.0g/cm3、中心核では11g/cm3となっています。つまり中心に近づくほど密度の高い(重たい)物質で構成されています。小惑星も似たような構造であったすれば、マントル由来のカンラン石と核由来の金属が同居しているこの隕石はちょうど核とマントルの境界部分に起源を持つと考えるのが自然です。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その5)

ライトを当てなくても明るい黄色を呈する、美しい個体です。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その6)

後方よりライトをあてますと、生きているかのように、煌々と輝きだします。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その7)

このカンラン石の起源が地球上にはないと考えるだけでワクワクしてきますね。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その8)

密度の異なる両者は冷却時に徐々にそれぞれの領域を主張し境界を作っていったと考えられます。カンラン石は珪酸塩鉱物のなかでは比較的密度が高めですが、それでも3.5g/cm3ほど。密度7.8g/cm3の鉄や9近いニッケルとは相容れないのは普通です(石と金属は基本的に混じり合いません)。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その9)

厚さが分かるように撮影してみました。3ミリほどの厚みがありながら、カンラン石がこれほど輝くのは凄いことです。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その10)

宇宙がナチュラルに生み出した美しい隕石。パラサイト隕石が「世界で最も美しい」と評されるのはその見た目だけでなく、生成過程が人智を超えている点も含まれているのかも知れません。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その11)

申し遅れましたが、この標本、実は10センチを超えるビッグな個体なのであります。もう一点、お伝え忘れたことがあります。こちらの隕石は小惑星ベルトから飛来したと前述しましたが、一直線に地球に衝突した可能性は極めて低く、太陽を中心とする大軌道を数え切れないほど周回した後、たまたま地球と衝突したと考えるのが妥当です。いったいどのくらい宇宙空間を旅してきたのかは不明ですが、少なくとも人の一生ではとても捉えきれないほど長い悠久の期間を経ていることでしょう。恐竜の絶滅の誘因とされる、あの巨大隕石は、およそ1億年の宇宙旅行をしてきたと見られています。詳しくはコラム「恐竜はなぜ絶滅したのか?」を御覧ください。前述の小惑星帯の説明も掲載しています。

最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本(その12)

100円玉との比較。10センチを超える立派なパラサイト隕石です。最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石はライト照射により煌々と輝きます。

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商品スペック

商品ID ot2740
学名 最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本
産地 Russia
サイズ 10.2cm×5.6cm×0.3cm 78g
商品解説 最厚部3ミリもあるにも関わらずカンラン石が煌々と輝く!10センチ超える、巨大なロシア産の石鉄隕石(パラサイト)、セイムチャン(Seymchan)の上質標本

弊社で販売している標本の種名の同定について

隕石とは?

隕石(meteorite)はギリシャ語のmeteoron(空中のもの、天上のもの)に由来します。

また、隕石の「隕」は「高いところ(空)から 落ちてくる」という意味で 「隕石=高いところから落ちてくる石」です。

地球に接近する隕石

では隕石は何処からやってくるのでしょう?

端的にいえば、隕石は地球以外の天体のかけらなので宇宙空間から落ちてきますが、映画にもなったあの「はやぶさ」(宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機 )が小惑星「イトカワ」で採取した微粒子を調べた結果、隕石の起源が小惑星であることが判明しました。

JAXA探査機

小惑星は、多くが火星と木星の軌道の間にあって太陽のまわりを公転しているたくさんの小さな天体です。この小さな天体は45?46億年前の太陽系の誕生時に残った岩の残骸とされています。その為、小惑星を起源とする隕石は、惑星の誕生や進化などの貴重な情報源といわれています。

隕石は主に金属鉄(Fe)と珪酸塩鉱物からなり、 その比率で大きく3つに分類されます。

  • 石質隕石(stony meteorite)全隕石の約90%にあたる。主要鉱物は「かんらん石(olivine)」「輝石(pyroxene)」「ニッケルと鉄の合金」で、「かんらん石」と「輝石」は地球の岩石にもみられる鉱物ですが、「ニッケルと鉄の合金」は地球の岩石にはみられない鉱物です。
  • 鉄隕石(iron meteorite) 全員石の約5%にあたるのが鉄隕石(iron meteorite)で別名、隕鉄ともよばれています。主成分はニッケルと鉄の合金で、結晶構造の異なるカマサイトとテーナイトという鉱物を含みます。構造的分類では、ニッケルの含有量よりの3種類に分けられます。
  • 石鉄隕石(stony-iron meteorite) 全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石(stony-iron meteorite)は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイト(pallasite)とメソシデライト(mesosiderite)に分類されます。

石質隕石(stony meteorite)

その1つが、全隕石の約90%にあたる石質隕石(stony meteorite)です。 石質隕石の主要鉱物は「かんらん石(olivine)」「輝石(pyroxene)」「ニッケルと鉄の合金」で、「かんらん石」と「輝石」は地球の岩石にもみられる鉱物ですが、「ニッケルと鉄の合金」は地球の岩石にはみられない鉱物です。

石質隕石(stony meteolite) 画像

この「ニッケルと鉄の合金」は、内部に金属の粒があるため磁石にくっつきます。

石質隕石は、丸い小さな粒(コンドリュール)を含む「コンドライト」と含まない「エイコンドライト」に分類されるのですが、「エイコンドライト」は「ニッケルと鉄の合金」の割合は少なく含まないものもあり、磁石にくっつかないものもあるようです。

石質隕石(stony meteorite) 画像

丸い小さな粒のコンドリュール(chondrule)はギリシャ語の『粒』を意味するコンドロス(chondoros)に由来し、太陽系形成時に溶融状態で宇宙空間を漂いながら固まった球状の粒子で、かんらん石と輝石を主成分としています。このコンドリュールを含むコンドライトは太陽系の形成を調べる上でとても重要な隕石になります。

エイコンドライトは、一度融けて分化した天体の石質のみが残ったもので『分化した隕石』や『惑星の地殻』とよばれ、地球の火山岩で最も多い玄武岩に組織や構造などが似ているといわれています。

鉄隕石(iron meteorite)

全員石の約5%にあたるのが鉄隕石(iron meteorite)で別名、隕鉄ともよばれています。主成分はニッケルと鉄の合金で、結晶構造の異なるカマサイトとテーナイトという鉱物を含みます。構造的分類では、ニッケルの含有量よりの3種類に分けられます。

鉄隕石(iron meteorite) 画像

「ヘキサヘドライト(hexahedrite)」「オクタヘドライト(octahedrite)」「アタキサイト(ataxite)」です。

鉄隕石のなかで最も一般的なのが「オクタヘドライト」です。ニッケルの含有量が6.5?13%で、とても長い時間(約100万年)かけて冷却されて出来た特徴的な模様のウィドマンシュテッテン構造がみられます。※ウィドマンシュテッテン構造はエッチング処理をしないとみれません。)

ヘキサヘドライトはニッケル含有量が4.5?6.5%でノイマラインという細い平行線がみられます。アタキサイトはニッケル含有量が13%以上で明確な内部構造をもたない隕石といわれています。60tもある世界最大のナミビアのボバ隕石が、このアタキサイトです。

鉄隕石(iron meteorite) 画像

これまでに発見された巨大隕石は全てこの鉄隕石で、どの隕石よりも大きく重く、また丈夫で風化や破砕に強い隕石です。地球の核の成分と似ているため他の星の核が壊れた破片と考えられています。

約5000年前、空から落ちて来た鉄隕石を発見した古代エジプト人は鉄は宇宙からくると考えていたようです。そして農機具を作る材料などに加工して利用していたと思われます。

石鉄隕石(stony-iron meteorite)

全隕石の約1%とたいへん少なく貴重な石鉄隕石(stony-iron meteorite)は、ほぼ同じ量の鉄ーニッケルの合金と珪酸塩鉱物からなり主にパラサイト(pallasite)とメソシデライト(mesosiderite)に分類されます。

石鉄隕石(stony iron meteorite) 画像

パラサイトは、かんらん石(珪酸塩鉱物)と鉄ーニッケルの合金からなります。1772年、ドイツの博物学者ペーター・ジーモン・パラス(Peter Simon Pallas)が珍しい石(当時は隕石とは知られていなかった石=パラサイト)を採取しました。その後、同じ組成構造の岩石がみつかり始め、その石はパラスの名前をとってパラサイトと名付けられました。

石鉄隕石(stony iron meteorite) 画像

メソシデライトは、輝石・斜長石など異なる鉱物(珪酸塩鉱物)と鉄ーニッケルの合金からなり、語源は、古代ギリシャ語の「中間」を意味するmesoに「隕鉄」を意味するsideriteにつけられたものです。

石鉄隕石は、太陽形成後にできた惑星が衝突などで破壊されたものと考えられています。

流れ星と隕石

空から降ってくる流れ星と隕石の違い、分かりますか?流れ星、正式には「流星」といいます。
流星は、宇宙の小さなチリが大気の摩擦によって燃えたものです。この小さなチリは主に彗星から生まれたものです。

この流星のなかで最も明るいものを「火球」といいます。そして、この火球の中で大気中で燃えきらず地上に落ちていくのが「隕石」です。

簡単にいえば、流星は彗星を起源としていて、隕石は小惑星を起源としています。
(※でも中に小惑星を起源とした流星があるともいわれています)

テクタイト(tektite)

テクタイトは隕石の衝突いよって作られる天然ガラスで語源はギリシャ語の「溶けた」を意味するketosからきています。

隕石 インパクトガラス(Impact glass) 画像

成分は地球の岩石と同じで隕石ではありません。 形状は円形や卵形など様々で色も黄白色から黒色までと様々です。 隕石が燃えながら大気中に突入してくると、衝突したところは一気に高温となり近くにあった岩石などが溶け飛び散ります。飛んでる間に溶けた岩石などが冷え、ガラス質になって固まり再び地上に落ちたものがテクタイトと考えられています。テクタイトは衝突クレーターの位置に関連して広く分布しています。

隕石 インパクトガラス(Impact glass) 画像

クレーター(crater)

クレーターは、円形の凹んだ地形でギリシャ語のボウル、椀、コップなどを意味するkraterに由来し
1609年、ガリレオ・ガリレイが月面の多数の凹みを発見し名付けました。確認されている最初のクレーターはアメリカのアリゾナ砂漠にある「メテオクレーター」です。

「バリンジャー・クレーター」や「バリンジャー隕石孔」などとも呼ばれています。

直径約1.2?1.5㎞、深さ約170mの大きさのクレーターで、約5万年前に30万t以上の隕石が時速約72万kmで衝突して出来た跡です。この様な隕石の衝突が確認された場所は大きなものだけでも世界中に160ヶ所以上もあるといわれています。日本で初めて確認された唯一の隕石クレーターは「御池山(おいけやま)クレーター」です。長野県の南アルプス南部の御池山付近に位置しています。

約2?3万年前に直径約45mの隕石が衝突したと推測され、大きさは直径約900mで現在残っているのは全体の40%です。

隕石(meteorite) クレーター(crator) 画像

米国アリゾナ州のRoute66付近の隕石クレーター

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