ブラウン、ピンクを含む美しいナンヨウスギが起源となったマダガスカル産珪化木。 化石 販売

こちらはマダガスカル産の珪化木です。マダガスカルの一部の地域には主に中生代を中心とした化石層が広がっており、高品位の珪化木を産することでも有名です。

珪化木とは木の幹が化石になったものです。炭化が進めば石炭になりますが、珪酸塩鉱物によって置換されれば珪化木となります。珪化木の珪化とは珪酸塩の”珪”です。珪という文字には「天子が授ける玉」という意味もあるそうで、美しい珪化木にぴったりの言葉ではないでしょうか。

珪化木のもととなる木は様々です。こちらの珪化木はアラウカリアという針葉樹の幹が起源と考えられています。

和名ではナンヨウスギと言います。マツ目ナンヨウスギ科に属する植物で、現世にも生えています。多くは南半球に生えているため、実際に目にした人は少ないかもしれません。

ブラウン系の色に加え、ピンク色も見られます。表面は丁寧に磨かれています。

こちらは裏面です。表の面との違いは鏡面仕上げまでは施されていないことです。

厚みはおよそ１センチ強。樹皮がそのまま化石化しています。

スタンド置きで最も美しく展示ができます。

全体のバランスがよく色のバリエーションも豊富です。

外縁部にピンクが多いのは外部から鉄分によって置換されたためです。