希少な群青色を呈する、生きた化石、2億5千万年前のモンキーパズルの木の珪化木（ケイカボク） 化石 販売

三畳紀に大繁栄した樹木の一つ、アラウカリア・アラウカナ（通称モンキーパズルの木）の幹の珪化木です。ブルー系のメノウが観察される珍しい色にご注目下さい。

外縁部には赤や朱色も含まれています。

アラウカリア・アラウカナは現世にも生えている樹木のため、生きた化石と呼ばれています。ただ、その生息域は非常に狭く、1000メートル以上の高地に存在するのみ。チリとアルゼンチン南部のアンデス山脈に自生しています。

アラウカリア・アラウカナはその外観が非常に個性的なため、庭園樹木として高い人気があります。温暖な気候に適応しているものの、低温にも耐えることから、丈夫な樹木としても知られています。

アラウカリア・アラウカナの樹皮の外観は衝撃的で、表面は爬虫類の肌のような突起物や模様があります。その突起物までは化石としては残らないものの、ゴツゴツとした表皮がそのまま残されています。

全域にシリカ化が進行している、とても美しい標本です。

裏面は磨かれていません。

アラウカリア・アラウカナは通称モンキーパズルの木と言われています。庭園植物としてイギリスで栽培され始めた1850年頃、この木の特徴的な樹皮を見た人が、「これは猿も登れないのでは？」と言ったころに由来しています。Puzzleには困らせる、という意味があります。さしずめ「木登りが抜群に上手い猿も登れない木」といった意味合いになるのでしょうか。

この樹皮の上には、異様な突起物が無数に生えていました。

外縁部の群青色が実に美しい。群青色系の色を楽しめる珪化木は非常に希少で一般に高値で取引されています。

100円玉との比較。希少な群青色を呈する、2億5千万年前のモンキーパズルの幹の珪化木です。