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この上ない素晴らしい保存状態を維持した、アベリサウルス科(Abelisauridae)の恐竜の歯化石/【di1751】
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こちらは、モロッコのケムケム層群から産出したアベリサウルス科の恐竜です。ケムケム層群はモロッコ南東部に広がる白亜紀の地層で、その中でも本標本は、イフェゾウアネ(Ifezouane)層にまで産出層位が特定されています。イフェゾウアネ層は主にセノマニアン期(約1億500万年前〜約9,390万年前)の堆積物から構成され、当時の河川〜デルタ環境に生息していた陸生脊椎動物の化石が多く見つかっています。

ご覧のとおり、非常に美しいエナメル質が残されており、歯のカリナ(縁)には鋭い鋸歯(きょし、セレーションとも呼ばれる)が良好に保存されています。

反対側からもご覧いただきましょう。本標本は、とりわけ、エナメル質の保存状態が際立っています。

アベリサウルス科の恐竜は、中生代白亜紀にゴンドワナ大陸(南半球の超大陸)で繁栄した肉食恐竜の一群です。現在では、南アメリカ、アフリカ、マダガスカル、インドなど各地から化石が発見されています。これは、アベリサウルスの仲間がゴンドワナ大陸の分裂以前にすでに繁栄しており、その後、大陸が分離していったことを意味しています。
本標本は、前述のとおりモロッコ産です。

素晴らしい保存状態を保っています。アベリサウルス科の恐竜はいずれも全長5メートルを超える、一定以上の体格を備えた大型の肉食恐竜で、当時の生態系において食物連鎖の上位を占めるハンターだったと考えられています。前肢や指は極端に短い一方で、後肢は非常に頑丈で、強力な脚力をもっていたことが分かっています。

根本から撮影しました。ご覧のとおり、意外にもしっかりとした厚みのあり、両カリナ(縁)は鋭く尖っています。

鋸歯(セレーション)をルーペで拡大して撮影しました。ナチュラルな標本ならではの魅力ですね。

ご覧ください。小さな突起が幾重にも重なり、鋭いセレーション(鋸歯)を形づくっています。

先端部を中心とした標本ですが、この保存状態は必見です。ぜひ、4〜5倍のルーペを用いてご覧ください。
詳しくはコラム「化石を観察するときの、ルーペの選び方」を御覧ください。

長辺に沿って計測すると、およそ2センチあります。

100円硬貨との比較写真です。この上ない素晴らしい保存状態を維持した、アベリサウルス科の恐竜の歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1751 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | この上ない素晴らしい保存状態を維持した、アベリサウルス科(Abelisauridae)の恐竜の歯化石 |
産地 | Ifezouane Formation, Kem Kem, morocco |
サイズ | ロングカーブ計測2cm |
商品解説 | この上ない素晴らしい保存状態を維持した、アベリサウルス科(Abelisauridae)の恐竜の歯化石 |
アベリサウルス科の恐竜とは?
アベリサウルス科の恐竜
アベリサウルスのグループは獣脚類の中のケラトサウルス下目に分類されます(獣脚類とはティラノサウルスやスピノサウルスと同じ二足歩行の肉食恐竜のグループを指します)。アベリサウルスのグループは、ジュラ紀から白亜紀にかけて世界中で生息していたと考えられています。最も有名なアベリサウルス科の恐竜といえば、マダガスカルに生息していたマジュンガサウルスでしょう。
前腕が極端に短いことで知られており、上腕の1/4ほどしかなかったと考えられています。
また、頭部が他の獣脚類と比較すると、高くそして短いことで知られています。口先から首にかけて押して短くしたような形をしています。