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分厚く、保存状態も良好!約1億年前、北アフリカのトッププレデターとして君臨していたカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の分厚い歯の化石/【di1693】
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こちらは白亜紀中期、セノマニアン期(約1億年前〜9400万年前頃)に北アフリカに生息していた、史上最大級の肉食恐竜・カルカロドントサウルスの歯の化石です。カルカロドントサウルスは、成長すると体長12メートル以上、体重は7トンにも達したとされ、当時の食物連鎖の頂点に君臨していた巨大な捕食者でした。
名前の「カルカロドントサウルス」は、「サメの歯を持つトカゲ」という意味です。縁部には鋭い鋸歯が並んでおり、この歯の化石にもその特徴がよく表れています。

こちらの歯の化石は、ナイフというよりも、さらに太くて分厚い形状をしています。見るからに非常に頑丈そうな印象です。

歯の縁には、鋭い鋸歯(きょし/セレーション、いわゆるギザギザの部分)がしっかりと保存されています。獲物の肉を切り裂くために進化した、まさにステーキナイフのような構造です。

カルカロドントサウルスは、1924年にアルジェリアのサハラ砂漠で発見されました。その際には、たった2本の歯の化石だけが見つかりました。歯の特徴から、当初は「メガロサウルス」の新種として記載され、「メガロサウルス・サハリクス」と名付けられました。これは「サハラ砂漠のメガロサウルス」という意味です。ところが1931年、ドイツの古生物学者エルンスト・ストローマーにより、メガロサウルスとは異なる新属「カルカロドントサウルス」として再記載されました。
発見されていた貴重な全身骨格は、第2次世界大戦中の爆撃で失われ、研究は進まないままでしたが、1995年にモロッコのケムケム層から新たな頭部骨格が発見され、これが2007年に公式に新基準標本として認定されました。また同じく2007年にはモロッコのジュール層から別種のC・イグイデンシスが発見・記載されましたが、その分類については現在も議論が続いています。
このようにカルカロドントサウルスは発見から一世紀以上が経過していますが、未だに未知の部分が多く、その全貌は明らかになっていません。
歯の特徴は一般に薄く扁平とされていますが、このような分厚い標本もまれに見つかっていることから、まだ見ぬ別種がいた可能性や、歯の位置によって形が変わる「異歯性」を備えていた可能性があります。

インナーサイドには非常に鋭い鋸歯が保存されています。ケムケム層から採取される標本は状態が良いものが少ない中、この鋸歯は驚くほど素晴らしい保存状態です。

インナーの鋸歯は、先端近くまで続いています。

鋭い刃先までしっかりと保存されています。

ご覧のように、カルカロドントサウルスの歯としてはかなり分厚いフォルムをしています。また、歯の骨質も非常に分厚く、いかにも強靭そうな構造です。周長は6センチもあります。

長い辺に沿って計測すると約52ミリあります。カルカロドントサウルスの歯としては平均的な長さですが、厚みがあるため迫力と存在感があります。手にしたときの重量感が、余計にそう感じさせるのでしょう。

100円玉との比較です。約1億年前、北アフリカの頂点捕食者として君臨していたカルカロドントサウルスの分厚い歯化石です。
商品スペック
商品ID | di1693 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 分厚く、保存状態も良好!約1億年前、北アフリカのトッププレデターとして君臨していたカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の分厚い歯の化石 |
産地 | Kem Kem basin, Morocco |
サイズ | ロングカーブ計測5.2cm 周長6cm |
商品解説 | 分厚く、保存状態も良好!約1億年前、北アフリカのトッププレデターとして君臨していたカルカロドントサウルス(Carcharodontosaurus)の分厚い歯の化石 |
カルカロドントサウルスとは?
ティラノの地位をおびやかす最強説
カルカロドントサウルスは古生物学者ポール・セレノにより、1996年に発見されました。カルカロドントサウルスが発見されるまでは、最強の恐竜は、T-rexで決まりでしたが、カルカロドントサウルスの発見によって、その地位が揺るぎ始めました。
事実、発見された頭部から推測されるには、カルカロドントサウルスはT-rexよりも大きく、全長15m近くまで成長し、体重は7tにも及びました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
この驚くべきサイズにより、カルカロドントサウルスはアフリカのティラノサウルスの意味で、アフリカンT-rexの別名があります。仮に、カルカロドントサウルスのほうがT-rexより先に発見されていれば、T-rexこそが、アメリカンカルカロドントとでも呼ばれていたのでしょうか。
科学者らの研究によれば、少なくとも時速30kmで走り、アフリカの大地の覇権を完全に手中に収めていたと考えられています。
名前の由来
まさにこの鋭い歯が現生のホオジロザメ(カルカロドン)に酷似していたことから、ホオジロザメのようなトカゲという意味で付けられました。
画像「カルカロドントサウルス」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL:http://ja.wikipedia.org
歯の特徴
カルカロドントサウルスの歯は特徴的で、断面が平面状かつ、薄めであり、逆に幅が非常に広いため、骨を砕いて捕食すると言うよりは、骨から肉をそぎとっていたとされる。日本刀の切れ味ごとく肉を切り落とし、優雅にハントしていたのかもしれません。
前肢(まえあし)
T-rexは巨大な脚に対して、ひ弱な前肢が有名ですが、カルカロドントサウルスの前肢は、それとは異なり、かなり頑丈であったとされる。前肢を使って、相手の動きを止め、鋭い歯で噛み付き、出血死させていたことでしょう。くわばらくわばら。