2016年に記載されたばかりの新恐竜、ティラノサウルス上科、ティムルレンギア(Timurlengia euotica)。アジアのティラノサウルスの仲間。 恐竜 販売
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2016年に記載されたばかりの新恐竜、ティラノサウルス上科、ティムルレンギア(Timurlengia euotica)。アジアのティラノサウルスの仲間。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6500万年前)【di1192】

2016年に記載されたばかりの新恐竜、ティラノサウルス上科、ティムルレンギア(Timurlengia euotica)。アジアのティラノサウルスの仲間。/中生代白亜紀(1億3500万 -- 6500万年前)【di1192】

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こちらは近年発見されたティラノサウルス上科に属する恐竜、ティムルレンギア(Timurlengia euotica)の歯化石です。セレーション、エナメル質ともによく保存された上質の歯化石です。

非常に美しいエナメル質。ティムルレンギアは2016年に正式に記載された非常に新しい恐竜です。注目するべきは、ティラノサウルス上科に属すると発表されたことです。ティラノサウルス上科とはティラノサウルス科に分類されるほどではないものの、レックスをはじめとする他のティラノサウルス科の恐竜たちに非常に近い存在であることを意味します。ロングカーブ計測で42ミリ。

このティムルレンギアの化石はおよそ9000万年前のウズベキスタンの地層から発見されました。9000万年前というと、前述の、他の巨大なティラノサウルス科の恐竜たちが現れ始める少し前の時期です。実はティラノサウルスの仲間たちはそのおよそ2000万年の間に巨大に進化し、頂点捕食者へと君臨しました。それ以前はこのティムルレンギアのようにそれほど大きな体躯ではなく、優秀なハンターであったものの、少なくとも最大最強の捕食者ではありませんでした。ちなみに、ティムルレンギアより前の時代(およそ1億2千万年前)に棲息していたティラノサウルス上科に属する恐竜の代表格としては、中国北西部で発見されたシオングアンロンが挙げられます。シオングアンロンもティムルレンギアとほぼ同等の比較的小さな体格をしていました。この頃のティラノサウルスの祖先はまだみな小型だったのです。

保存状態は極めて良好です。エナメル質のパターンがそのまま残されています。トップチップも失われていません。

美しいインナーセレーション。話をもとに戻しましょう。ティムルレンギアの興味深いところは、小さなティラノサウルスの祖先たちと巨大なレックスを含む頂点捕食者たちの間を結ぶ、中間的な存在だと見られている点です。ティムルレンギアは平均して3から4メートル程度の体長だと推定されています(ただし、中には、それよりも大きな個体もいたことも分かっているようです)。その姿からはレックスの遠い祖先だとは想像しにくいのですが、実は多数の共通点を持っていることが分かってきました。脳を保護する頭部の骨の構造などから体をコントロールするバランス感覚に優れ、俊敏に動くことができたと推察されているのです。これはハンターとして大変優秀であったことを意味しています。その点は後の頂点捕食者たちにつながる部分です。

そして、非常に鋭い歯を持っていました。細かく鋭いセレーション。ぜひルーペでご鑑賞下さい。これほどのセレーションはなかなかお目にかかれません。まして、ティムルレンギアの歯化石となれば、凝視しない理由はありません。

近づいて肉眼でみると、このような感じ。

先端まで完全な形でセレーションが保存されています。見事というほかありません。

こちらは反対サイド。エッチング痕と見られる模様が保存されています。エッチング痕とは植物の根などといっしょに埋まっていて、根そのもの、あるいは根が運んでいる水溶液などに影響を受けた自然な模様のことを指します。そのため片側だけに付いているケースが多いです。ナチュラルである証拠とも言えるでしょう。

ロングカーブ計測で42ミリほどある、立派な歯化石です。根本までしっかり残っています。

小型のティラノサウルス上科の恐竜とレックスを代表する後期型の巨大なティラノサウルス科の恐竜を結びつける中間的な存在が、このティムルレンギアだと考えられています。歯化石のフォルムも、たしかにレックスの幼体のそれに近い雰囲気があります。

100円玉との比較。2016年に正式に記載された、非常に新しい恐竜、ティムルレンギアの上質の歯化石です。恐竜コレクターならば1本、入手しておきたいアイテムです。

商品スペック
商品ID di1192
時代 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6500万年前)
学名 2016年に記載されたばかりの新恐竜、ティラノサウルス上科、ティムルレンギア(Timurlengia euotica)。アジアのティラノサウルスの仲間。
産地 Bissekty Formation, Kyzyl Kum desert, Uzbekistan
サイズ ロングカーブ計測4.2cm
商品解説 2016年に記載されたばかりの新恐竜、ティラノサウルス上科、ティムルレンギア(Timurlengia euotica)。アジアのティラノサウルスの仲間。

地質年代

弊社で販売している標本の種名の同定について

ティムルレンギアとは?

ティムルレンギアとは?

ティムルレンギアとは、中生代後期のはじめ(チューロニアン)の地層から発見されたティラノサウルスの仲間の恐竜です。
その地層とは、ウズベキスタンのキジルクム砂漠 Bissekty層であり、アジアのティラノサウルスの仲間といえます。

2016年に新属として記載された、ティラノサウルスの仲間としては、とても新しい恐竜です。

ティムルレンギア属に分類される種は2020年3月現在、1種のみであり、ティムルレンギア・エウオティカとなっています。

ティムルレンギアの体長と体重

まだはっきりしたことは分かっていないものの、成体になると体長4メートル、1トン前後まで成長したと考えられています。

発見される多くの化石はそれほど大きくはありません。しかし、それらは亜成体のものとされています。中には、かなり大きな骨の化石が含まれているからです。

ティムルレンギアの名前の由来

学名はTimurlengiaです。和名ではティムルレンギアと表記されています。このちょっと風変わりな名前の由来は、2016年に新属として記載されました。

この名前は中央アジアのティムリド帝国を創設したティムレンに由来しています。模式種のTimurlengia euoticaの種小名のエウオティカはギリシャ語で「耳の良い」という意味になります。これはティムルレンギアの頭部骨格の研究により、低周波音を聞くための内耳道が長いことが示されたことに由来しています。

ティムルレンギアが生きた時代、「チューロニアン」とは?

チューロニアン(英語名:Turonian)とは地質時代を表す専門用語で後期白亜紀の2番目の期です。具体的には9390万年前から8980万年前を指します。

チューロニアンの後期には、海水準低下と地球規模の気温低下が起きていることが分かっています。後期白亜紀は全体として寒冷化していました。

ティムルレンギアが発見されたウズベキスタンのキジルクム砂漠はどこにある?

ティムルレンギアが発見されたウズベキスタンのキジルクム砂漠はどこにある?

キジルクム砂漠は、中央アジアにあたるカザフスタン、ウズベキスタン、それにトルクメニスタンにかけて広がる砂漠です。
キジルクムという言葉はその地域の言語で「赤い砂」を意味します。

金や天然ガスといった資源が豊富に眠っている地域でもあります。

ティムルレンギアが属しているティラノサウルス上科とは?

ティラノサウルス上科とは、ティラノサウルス科とコエルロサウルス類の獣脚類恐竜を合わせたグループです。

ティラノサウルス科とは、ご存知、ティラノサウルス・レックスを含む白亜紀後期の巨大化した恐竜のグループです。それらに別のグループも合わせたものが、ティラノサウルス上科になります。

一つのグループにまとめるからには、共通点があります。ティラノサウルス上科には頭骨や骨盤に似た特徴があります。

同じグループではありますが、大きさにはばらつきがあり、初期の恐竜は比較的小柄で、前肢に3本の指を持っていたのに対して、ティラノサウルス・レックスを代表とする後期の恐竜は史上最大級の肉食恐竜と言われるまでに巨大化し、前肢の指は2本しかありませんでした。

後期の恐竜の一部には羽毛があったので、前期の恐竜にも存在した可能性があります。
ティラノサウルス上科のもう一つの特徴として、頭部に特徴的な骨の隆起があり、性的もしくは威嚇のためのディスプレイとして使用された可能性が示唆されています。


ティラノサウルス上科に属する恐竜のうち、最も初期のものは、ジュラ紀のローラシア大陸に生息していました。そして、白亜紀の最後期まで進化を続け、最終的に、あのティラノサウルス・レックスが誕生しました。この頃には、北半球において、食物連鎖の頂点に君臨していました。

ティラノサウルス上科に属している恐竜の化石は北米、ヨーロッパ、アジア、南アメリカ、オーストラリア大陸など世界中で発見されています。

中間時期に誕生したティムレンギアですが、すでに高度な脳機能を有していました。

チューロニアンの時代に生息していたティムルレンギアは最も古いものと最新の白亜紀のレックスなどの中間にあたる存在と言えるでしょう。

ティムルレンギアはレックスなどの白亜紀後期に誕生した最新のティラノサウルス科の恐竜が持っていた高度に派生した脳と内耳を持っていました。

つまり、ティムルレンギアは体躯はそれほど大きくないものの、ハンターとして非常に優れた機能を持っていたことを示しています。巨大化する前のレックスのような存在と言えるのかもしれません。

■ティムルレンギア・エウオティカのエウオティカって何?

恐竜に限らず、生物、植物、はたまたウィルスを分類するときに、リンネの二名法が用いられています。
属と種(しゅ)をあわせて表現する手法で、ティムルレンギアが属、エウオティカが種となります。

ティムルレンギアのなかで、形態的な違いがある場合、種名を変えて表現することができます。つまり新種として表現できます。

ただし、現在のところ、エウオティカの一種のみです。

※ 種には模式種というものがあります。 分類学において,新属の記載を行ったときに、基準として取り上げた種のことを指します。基準種、あるいはタイプ種ということもあります。ティムルレンギアの場合、前述のように、現在のところ、1種しかないため、エウオティカが模式種ということになります。

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