縫合線モンスター出現！これぞコレクション！マダガスカル産アンモナイト アンモナイト 販売

縫合線モンスターが登場！殻全面に縫合線を楽しめる見事な標本です。マダガスカル産の一級品です。

深く濃い茶色をベースに、大小様々な縫合線が、複雑な形を描きながら、それでいてどこか整然と並びます。縫合線とは、アンモナイトの殻の内部を仕切る隔壁が外に現れたものです。断面というとわかりやすいかもしれません。すべてのアンモナイトがこのような縫合線を示すわけではありません。種や時代によって様々です。一般に時代が新しくなればなるほど、縫合線は複雑になるとされています。

縫合線は隔壁の断面であると説明しましたが、言い換えれば、表面を薄く剥かなければ縫合線は出現しません。この剥き方のうまさが一つの技術であり、縫合線アンモナイトを芸術品へと高める要素です。

直径９．５ｃｍとかなりのサイズ。手のひらにしっかりと載ります。存在感があります。

この標本の最大の特徴は、縫合線ですが、根本的に、形の良い標本です。ご覧のように立体感がありますし、各部欠損がありません。

縫合線の入り方も一見ランダムのよう見えて、しばらく観察してみると、一定の法則が存在することがわかります。

一部、メノウ化により光を通します。展示の仕方によっては幻想的に味わいを演出できるでしょう。

メノウ化がはっきりと確認できる部分。薄い箇所は光を通しています。

光沢のラインにご注目ください。このアンモナイトが持つ、肋（ろく）にそって波打っています。肋（ろく）とはアンモナイトが持つ構造の一つで、種類によって波のピッチが異なります。

縫合線のアップ。しびれます！

両面ともにパーフェクトな縫合線の躍動ぶりです。

縫合線アンモナイトとしてはこれ以上望めないほど素晴らしい逸品です。古型のゴニアタイトの縫合線標本と並べて展示すれば、さらに意義深い展示ができます。