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赤い遊色と縫合線を同時に観察できる、約1億年前のアンモナイト「クレオニセラス(Cleoniceras)」/【an2567】
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こちらは、マダガスカル産の、約1億年前のアンモナイトです。属名は「クレオニセラス(Cleoniceras)」といい、マダガスカルを代表するアンモナイトのひとつです。
表面の一部には遊色が備わっており、光にかざすとキラキラと美しく輝きます。一部のアンモナイトには、もともと殻の表層に「遊色層」と呼ばれる構造があったと考えられています。現在の真珠にも、同様の遊色層が見られますね。
この遊色層は、殻の最外殻のすぐ下に存在し、非常に薄く繊細なため、長い堆積の過程で失われてしまうことが多いのですが、まれにこうした形で残っているものが見つかることがあります。
なかでもマダガスカルは、世界有数の「遊色アンモナイト」の産地として広く知られています。

赤く光る部分と、そうでない部分との境界線をぜひ観察してみてください。遊色層がいかに薄いかが、よくわかります。おそらく1ミリにも満たないほどの厚さです。
この極めて薄い層が外光を受けることで、「薄膜干渉」と呼ばれる現象が起こり、特定の波長(=色)だけを反射します。この個体の場合、反射されるのは赤色です。

冒頭でご紹介したように、こちらのアンモナイトは約1億年前のものと考えられていますが、アンモナイトの起源はさらに古く、約4億年前にまでさかのぼります。古生代デボン紀に現れた「ゴニアタイト」などがその始祖とされます。
その後、アンモナイトはさまざまな系統に分岐し、途中で絶滅するグループもあれば、進化を続けて繁栄する系統もありました。そうした進化の果てに生まれたのが、こちらのような白亜紀のアンモナイトたちです。
アンモナイトの内部には「フラグモコーン」と呼ばれる複数の小部屋があり、そこに海水や空気を出し入れすることで浮力を調節し、海中を浮遊していたと考えられています。
時代とともに天敵が進化していく中で、アンモナイトもまた、殻の強度を維持しながら軽量化を進めるなど、さまざまな工夫を重ねて進化していったのです。

写真の下側には、「縫合線」と呼ばれる模様も見ることができます。縫合線とは、殻の内部構造の一部である隔壁と殻の接合部分が、殻の表面に模様として現れたものです。アンモナイト特有の複雑で美しいパターンが見られますので、ぜひ注目してご覧ください。

側面から撮影した写真です。
アンモナイトというと、どれも同じような形に見えるかもしれませんが、実は知られているだけでも1万種以上のバリエーションがあり、巻き方や殻の厚みに大きな違いがあります。厚みのあるものもあれば、非常に扁平なものも存在します。
クレオニセラスは、ご覧のように、比較的扁平(薄い)なタイプのアンモナイトです。

直径最大部は47ミリあります。

100円玉との比較写真です。赤い遊色に加え、縫合線までしっかり見えています。見どころ多し!
商品スペック
商品ID | an2567 |
---|---|
年代 | 中生代白亜紀(1億3500万 -- 6600万年前) |
学名 | 赤い遊色と縫合線を同時に観察できる、約1億年前のアンモナイト「クレオニセラス(Cleoniceras)」 |
産地 | Madagascar |
サイズ | 直径4.7cm 厚1.3cm |
商品解説 | 赤い遊色と縫合線を同時に観察できる、約1億年前のアンモナイト「クレオニセラス(Cleoniceras)」 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。