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両面ともに保存状態良好!ロシア産の黄鉄鉱化アンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【an2057】
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両面ともに保存状態良好!ロシア産の黄鉄鉱化アンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石/中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前)【an2057】
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こちらはロシア産のアンモナイト、クエンステッドセラスです。全体が黄鉄鉱化に置換されています。
全形がよく保存されています。
クエンステッドセラスは東欧からロシア西部の範囲でジュラ紀中期に地層から採集されます。今回の標本のように黄鉄鉱化した個体から、一般的な標本まで幅広い産状が見られます。
こちらは反対サイド。両面ともに保存状態に優れた上質標本です。
クエンステッドセラスの特徴は、比較的深い肋(ろく)、大きく広がる開口部などが挙げられます。比較対象としてはカドセラスやカナブりテスなどになりますが、それらはあまり見られないので、その点でも判別は容易です。
なぜ全体が黄鉄鉱化したのでしょうか。それは遺骸(軟体部)から発生したアンモナイトが海中の硫黄と反応し、黄鉄鉱が生まれたためと考えられます。その黄鉄鉱が長い時間をかけて殻本来の成分と少しずつ入れ替わりながら固定され、最終的にこのような姿になったと考えられます。黄鉄鉱化アンモナイトとか、パイライトアンモナイトなどと呼ばれます。
黄鉄鉱に置換はされているものの、殻本来の特徴、すなわち深い肋(ろく)や細かな縫合線などがそのまま残されていることがわかります。
直径最大部26ミリ。ロシア産のクエンステッドセラスとしては平均的な大きさです。
100円玉と比較すると、わずかに大きいくらい。
商品スペック
商品ID | an2057 |
---|---|
年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
学名 | 両面ともに保存状態良好!ロシア産の黄鉄鉱化アンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石 |
産地 | Saratov, Russia |
サイズ | 本体最大部2.6cm |
商品解説 | 両面ともに保存状態良好!ロシア産の黄鉄鉱化アンモナイト、クエンステッドセラス(Quenstedotoceras)の化石 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。