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人気のゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイト初期型。/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【an1708】
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人気のゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイト初期型。/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【an1708】
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こちらは古生代の古い頭足類、ゴニアタイトの化石です。こちらのフォルム、色を見てキュンときた方はいませんか。ゴニアタイトはその不思議な模様で大変人気があります。
頭足類というのは、文字通り、頭部から足が生えている生物のグループのことです。具体的には、アンモナイトやオルソセラス、そして、このゴニアタイトなどが挙げられます。現世では、イカやタコ、そしてオウムガイなどですね。正確には、伸びているのは腕ですから、頭腕類と書くべきだ、と主張している人がいて、なるほどな、と感心したことがあります。さて、そんな頭足類のなかでも、殻の模様が非常にシンプルで、独特のラインが刻まれているのが、このゴニアタイトなのです。
ゴニアタイトは、頭足類のなかでも、非常に古い時代なものです。最も有名なアンモナイトは、実は結構新参者で、中生代という時代に入ってから登場しました。ゴニアタイトはその前から存在していて、中生代に入る前に絶滅してしまったグループなのです。ゆえに、アンモナイトの祖先という言い方をすることがあります。まだ、天敵が少なかった時代に棲息していたからでしょうか。形はとてもシンプルで、内部の構造もシンプルでした。
内部の構造を外部からもうかがい知ることができます。頭足類の殻の内部は小部屋に分かれていて、それを仕切る壁のようなものが存在します。殻を外から研磨していくと、その壁が徐々に現れてきます。その壁が織りなす模様を縫合線と言います。この写真の各所で散見される、幾何的な模様はその縫合線です。
中生代のアンモナイトの縫合線は、異様なほど細かく、見ていると、眠ってしまいそうになりますが、ゴニアタイトの縫合線は2,3回のターンしか描きません。しかも、その曲がりが大胆かつ有機的で、絵画を見ているかのようなのです。
堆積の段階で、小部屋に流入した珪酸塩鉱物の違いで、部屋ごとに色が変化します。茶色と白のツートンカラーが実に面白いですね。
裏面は母岩を平坦にカットしてあります。こちらの面を下にして平置きも可能です。
平置き例。
私は、このようにスタンド置きをおすすめします。直径最大部15センチ近い、立派な化石です。展示スペースに設置するのも良いですが、思い切ってデスクに置くのもいいかもしれません。
商品スペック
商品ID | an1708 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | 人気のゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイト初期型。 |
産地 | Morocco |
サイズ | 直径13.2cm 厚2.5cm |
商品解説 | 茶と白のツートンが面白い!不思議な幾何学模様が人気のゴニアタイト(Goniatite)の化石。アンモナイトの祖先 |
アンモナイトとは?
名前の由来
古代エジプトの太陽神アモンが持つ螺旋状に巻いた羊のツノににていたことから、アモンのツノという意味のアンモナイトになった。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
食性
口や歯の形などから肉食で、小さな甲殻類や貝などを食べていたと思われる。
サイズ
数cm~十数cm程度の化石が多いものの、直径2.5mのものもあった(イギリス)。
どんな生き物?
カタツムリの一種ではありません!実は、イカやタコの仲間。デボン紀から白亜紀まで栄え、恐竜と共に絶滅。
画像「アンモナイト」『フリー百科事典ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
北海道でよく獲れる理由
北海道が世界的にも有名な理由はノジュール(団塊)にあります。ノジュールとは、炭酸カルシウムを主成分とした硬い岩石の塊です。北海道産のアンモナイトは、多くの場合このノジュールに守られ、浸食を受けずほぼ完全な殻のままで保存されています。
生態
殻の内部は規則正しく仕切られ、もっとも出口に近い部屋に体が収まる。それより奥は空洞でガスが入っており、浮力を調節。