三葉虫
三葉虫(さんようちゅう、Trilobite)は、カンブリア紀に現れて古生代の終期(ペルム紀)に絶滅した節足動物である。古生代を代表する無脊椎動物であり、化石としても多産し、示準化石としても重視される。
三葉虫はカブトガニの祖先??
明らかに節足動物に属する。普通、化石種のみを含む三葉虫亜門を立て、節足動物に含まれる動物の中で独自の位置を認める。以前は三葉虫を節足動物でもっとも原始的なもので、そこから様々な群が派生したとか、特に鋏角亜門は三葉虫から派生したとかの考えがあったが、現在ではあまり支持されない。
カブトガニの初期幼生は三葉虫の胸部を無くして頭部に腹部をつないだような形をしており、三葉虫型幼生と呼ばれる。そのためカブトガニを三葉虫の子孫とする考えもあったが、現在では支持されない。
三葉虫の絶滅時期
絶滅の正確な理由はわかっていないが、生息数が減少しはじめたシルル紀およびデヴォン紀にサメや魚類が登場していることと無関係ではないだろう。最終的にペルム紀末期の大量絶滅に巻き込まれて絶滅した。
三葉虫は大人気化石
三葉虫はもっとも有名な化石生物の一つで、無脊椎動物ではアンモナイトとで双肩をなす。化石を装飾品にすることもあるが、日本ではほとんど出土しない。
文・写真 Wikipediaより一部引用