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カブトムシのような特徴的な棘を持つ、モロッコ産三葉虫,モロッコニテス(Morocconites)/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr867】
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カブトムシのような特徴的な棘を持つ、モロッコ産三葉虫,モロッコニテス(Morocconites)/古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)【tr867】
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こちらはモロッコ産の三葉虫、その名も「モロッコニテス」。国名が属名の一部に入っています。モロッコニテスの特徴は、頭鞍部から前方に伸びる1本の長い棘。
写真上のほうに棘が伸びているがお分かりでしょうか。
体節部。
尾板は比較的小さめです。
カブトムシの角のごとき棘。
モロッコニテスは以前は比較的、ご紹介できていたのですが、最近、数が減りましたね。
眼。
底部です。
側面から撮影。
本体カーブ計測82ミリ。立派なモロッコニテスです。
100円玉との比較。ひと目見て、すぐそれとわかる特徴的な棘を持った三葉虫、モロッコニテスです。
商品スペック
商品ID | tr867 |
---|---|
年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
学名 | カブトムシのような特徴的な棘を持つ、モロッコ産三葉虫,モロッコニテス(Morocconites) |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体カーブ計測8.2cm 母岩含め全体8.2cm×3.6cm×厚2.7cm |
商品解説 | カブトムシのような特徴的な棘を持つ、モロッコ産三葉虫,モロッコニテス(Morocconites) |
この商品を購入されたお客様のお声
息子が夏休みの宿題の自由研究を始めたので、ワタシも自由研究の昆虫採集をしたくなり購入を決めました。クモと甲虫が欲しかった私にはまさに願ったり叶ったりでした。早速ルーペで覗いてみると、まずクモの保存状態に感動。そして甲虫の頭部と思われる部分が見えた時にはため息が漏れてしまいました。昆虫採集に舞い上がっている私に、「三葉虫(モロッコニテス)は昆虫じゃないよ」と言った息子の視線が痛いです。
山形県/男性
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。