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保存状態抜群!モロッコ産三葉虫、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上標本/【tr1366】
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こちらは、モロッコ産デボン紀中期の三葉虫、ペディノパリオプスです。深い体節、細かく連続する隆起、厚みのある外骨格、大きな複眼……ファコプス類の魅力が凝縮された、まさに理想的な個体です。
リードプスほどではないものの、非常に大きく膨らんだ頭鞍部が特徴的です。この形状には、防御、掘削、内臓保護など諸説ありますが、いずれにせよ進化の意匠がそのまま形に現れた造形美といえるでしょう。
ファコプス類は、危険を察知すると体を丸める「エンロール姿勢」で知られますが、この個体は逆に背を反らせた珍しいポーズ。まるでヨガの達人のような姿勢です。柔軟で発達した体節があってこそ成立する姿勢で、生命感さえ感じさせます。三葉虫は外骨格のみが化石として残りますが、生前は内部に柔らかな軟組織を持ち、天敵から身を守るために丸まる性質があったと考えられています。この個体は、リラックスしていたのか、化石化の過程で姿勢が変化したのか……想像を掻き立てる一点です。
体節部は驚くほど丁寧にクリーニングされています。プロの手仕事ならではの仕上がりです。
大きな頭鞍部の両側には、堂々たる複眼。微細なレンズが規則正しく並び、4億年前の視覚の仕組みがそのまま残されています。動くものを素早く捉える高感度な構造は、過酷なデボン紀の海を生き抜いた証です。
ほぼ左右対称で、ねじれや歪みは見られません。
ペディノパリオプスの象徴でもある複眼をクローズアップしました。微細なレンズがくっきりと確認でき、まるで今も光を捉えているかのようです。
中央軸が縦方向に力強く隆起しています。立体感があります。
反対側の複眼もご覧のとおり、多くのレンズ痕がよく保存されています。複眼は、哺乳類のように単一のレンズを持つ眼とは異なり、無数の小さな単位眼が集まって構成されています。それぞれの単位眼は限られた方向から入る光を捉え、これらの情報が全体として統合されることで、周囲の動きや位置関係を把握していたと考えられます。解像度は高くなかったものの、動く物体を素早く検知し、広い視野を確保するのに適した構造でした。
フリル状の側棘も完全な形で残存。モロッコの熟練クリーナーによる丹念な仕上げが光ります。
頭鞍部には無数の微細な凹凸があり、自然な質感がそのまま残されています。手に取ると岩肌のような重厚さを感じます。
生息時は、このキャタピラー状の節を自在に動かしていたのでしょう。4億年前の「動き」を想像できる希少な標本です。
裏面はフラットにカットされており、平置き展示が安定します。
少し離れて側面から見ると、体節のリズムがより際立ちます。光を受けた時の陰影が美しく、観賞標本としての完成度も高いです。
本体背に沿って約64ミリ。存在感がありながらも飾りやすいサイズ感です。
100円硬貨との比較でもそのボリュームがわかります。各部の保存状態は申し分なく、コレクター垂涎のクオリティといえるでしょう。
商品スペック
| 商品ID | tr1366 |
|---|---|
| 年代 | 古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前) |
| 学名 | 保存状態抜群!モロッコ産三葉虫、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上標本 |
| 産地 | Jebel Mrakib, Morocco |
| サイズ | 本体カーブ計測6.4cm 母岩含め全体7.6cm×7.6cm×高3.2cm |
| 商品解説 | 保存状態抜群!モロッコ産三葉虫、ペディノパリオプス(Pedinopariops)の極上標本 |

三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。






























