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カナダ・オタワ産、北米のアサフスこと、イソテルス・アイオエンシス（Isotelus iowensis）/古生代オルドビス紀（5億500万 -- 4億4600万年前）【tr1074】
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カナダ・オタワ産、北米のアサフスこと、イソテルス・アイオエンシス（Isotelus iowensis）/古生代オルドビス紀（5億500万 -- 4億4600万年前）【tr1074】
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こちらは古生代オルドビス紀の個性的な三葉虫、イソテルス・アイオエンシス（Isotelus iowensis）です。
右半身四分の一が欠損しています。イソテルスはオルドビス紀中期から後期の地層より採集されるアサフスの仲間です。アサフスというとロシア産を思い浮かべますが、イソテルスに関してはむしろ米国、カナダを中心とした北米で採集されます。とりわけカナダのマニトバ州、ケベック州、オンタリオ州ではさまざまなタイプのイソテルスが採集されることで知られています。こちらのイソテルス・アイオエンシスはカナダの首都、オタワ（オンタリオ州東部）で採集された標本です。
イソテルスは総じて幅広で、単純な体節を持ち、２つの眼は中央によって、上方を向いています。
眼をアップで撮影。眼は低く頭鞍の外縁は広がっています。
体幅があり尾板も大きく、のっぺりとした印象を与えます。
こちらは裏面です。平板になるよう工夫されています。
比較的薄めの母岩ですが、強度に問題はありません。
本体直線計測８センチほど。イソテルスは種類にもよりますが、ときに非常に大きな個体が発見されます。８センチというと一般的な三葉虫のサイズからすると大きめに感じられますが、イソテルスであればさほど驚くほどでは有りません。
１００円玉との比較。カナダ・オタワ産のイソテルス・アイオエンシスです。
商品スペック
| 商品ID | tr1074 |
|---|---|
| 年代 | 古生代オルドビス紀（5億500万 -- 4億4600万年前） |
| 学名 | カナダ・オタワ産、北米のアサフスこと、イソテルス・アイオエンシス（Isotelus iowensis） |
| 産地 | Ottawa, Canada |
| サイズ | 本体直線距離8cm 母岩含め全体12.9cm×8.8cm×厚2.1cm |
| 商品解説 | カナダ・オタワ産、北米のアサフスこと、イソテルス・アイオエンシス（Isotelus iowensis） |
三葉虫とは？
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと？
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの？
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite（トリロバイト）は、『tri(三つの)+lob(葉，房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る？
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種！
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね！
三葉虫は示準化石（しじゅんかせき）
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀～ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね！
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種（0.5～70cm）があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。
