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見所満載、ベリーレア!珍しいモロッコ産のアサフス(Asaphus)のネガポジマルチプレート。しかも20センチ級の個体が3体同時にみられます!/【tr1054】
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こちらは非常に珍しいモロッコ産の三葉虫、アサフス。アサフスといえば東ヨーロッパあるいはロシア産を思い浮かべる向きも多いと思いますが、実はモロッコからも産します。こちらは非常に珍しい3体のマルチプレート化石です。
モロッコ産のアサフスはロシア産と同様にオルドビス紀の地層より採集されます。全体の形状は比較的にていますが、決定的な違いとして、サイズがあります。モロッコ産のアサフスは10センチを超える大型の個体が見つかります。こちらの標本は特に大きく、平均して20センチ前後もあります。母岩全体では40センチ近くある、極めて大きな標本です。
一体ずつ見ていきましょう。ご覧の通りほぼ完品。極めて状態の良い個体です。頭鞍部、体節。尾板ともに保存されています。膨らんだポジティブタイプの個体ですね。
こちらにも頭鞍部から左右の伸びる大きな棘がしっかり保存された良質個体です。
オルドビス紀の古い三葉虫であることを考えると3体ともに保存状態は大変良好であるといえます。
さて、この素晴らしいアサフスのマルチプレート化石ですが、驚くべき特典が!
それはなんとネガティブ(蓋の部分)も保存されているのです。
つまり、なんとなんとこのように2つ存在します。いわゆるノジュールなのです。
2つのプレートがぴったりと重なります。
左側が膨らんだポジティブサイド。右側が凹んだネガティブサイドです。モロッコ産のアサフスというだけで大変希少ですが、サイズも申し分なく、さらにネガポジ揃っている、という驚きの標本なのであります。
100円玉と比較するとその大きさがお分かりいただけることでしょう。コレクションの世界広しといえど、これほどのアサフスのネガポジ化石には早々出会えないでしょう。
商品スペック
商品ID | tr1054 |
---|---|
年代 | 古生代オルドビス紀(5億500万 -- 4億4600万年前) |
学名 | 見所満載、ベリーレア!珍しいモロッコ産のアサフス(Asaphus)のネガポジマルチプレート。しかも20センチ級の個体が3体同時にみられます! |
産地 | Morocco |
サイズ | 本体直線計測21.3cm 21cm 18.4cm (ネガポジ合わせて)母岩含め全体38cm×31.5cm×厚10cm 14.5kg |
商品解説 | 見所満載、ベリーレア!珍しいモロッコ産のアサフス(Asaphus)のネガポジマルチプレート。しかも20センチ級の個体が3体同時にみられます! |
三葉虫とは?
世界の三葉虫カタログ
名前の由来(ゆらい)
三枚の葉の石
たんてきに言うと?
世界中の海に住む節足動物
どうして三葉虫は三葉虫っていうの?
三葉虫の名前の由来は、体が3つの部分に分かれていることから付けられました。背中側から見てみると、真ん中、右側、左側というふうに、3つのパーツに分かれているのです。英名のTrilobite(トリロバイト)は、『tri(三つの)+lob(葉,房)+ite(石)』という意味で、一つの言葉にすると、『三つの葉の石』となります。
どうやって身を守る?
三葉虫は敵から身を守るために体を丸めて防御していました。ちょうど現生のダンゴムシのような格好です。他には、砂から眼だけを出して様子を伺ったり、毒を出すものもいました。魚類が出現してからは、全身に鋭いトゲをもつものまで現れました。
何と種類は1万種!
三葉虫は、古生代の前半に繁栄して、古生代の終わりに絶滅しました。約3億年に渡って栄えたのです。ですから次々と形を変えていて、進化した三葉虫の種類は1万種にも及ぶといわれています。その種類の多さから日本でも大変人気の高い化石の種類の一つです。アンモナイトでにぎわう古代の海の中、覗いてみたくなりますね!
三葉虫は示準化石(しじゅんかせき)
三葉虫は、世界中の海で繁栄していて、種類も多いことから、代表的な化石として「示準化石」とされています。示準化石とは、その化石を調べれば、その地層の時代がおのずと分かるというような化石のことです。示準化石の他の例として、中生代のアンモナイトや石炭紀~ペルム紀のフズリナ、新生代代四紀のマンモスなどがあります。どれも名が知れた人気の化石ですね!
食性
ほとんど泥食性だが、捕食性や腐肉食性もいた。
生態
敵から逃れるため丸まって防御体制をとったり、砂の中から目だけ出して様子を伺ったり、毒を出して防御した種もいたと考えられる。魚類などが台頭し始めると身を守るため、全身にするどいトゲをもつ種も現われた。
種類と産地
1500属以上約1万種(0.5~70cm)があり、多くはモロッコ・ロシア・アメリカ産。日本でも産出。
眼
方解石で出来たレンズ状の複眼は様々な生息環境に応じて形状を変えてきた。カタツムリの様な長く伸びた眼、大きくなり過ぎた眼、一つ眼、無眼。