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セレーション完全残存、エナメル質片面フル残、しかもナチュラル確定……三拍子が揃った、極めて希少なプロフィールを誇るコレクショングレードのメガロドン(Otodus megalodon)上質歯化石/【sh353】
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化石コレクターなら、誰もが一度は手にしたい……そんな憧れの存在が、このメガロドンの歯化石です。
メガロドンは、その名が示すとおり「巨大な歯」を持つ、史上最大級の絶滅巨大ザメ。約2,300万年前(中新世初期)から約360万年前(鮮新世初期)にかけて、地球の海を悠然と支配していました。かつてはホホジロザメの祖先とされていましたが、その説は近年では後退し、現在ではオトドゥス(Otodus)という、これまた巨大なサメの子孫とする説が有力です。現生のサメとは直接のつながりを持たないものの、その姿形はホホジロザメに近く、しばしば比較の対象となります。

種小名「メガロドン」は、「大きな歯」という意味を持っています。まさにその名の通り、この歯は圧倒的な存在感と迫力を放っています。歯の縁には鋸歯(きょし、セレーションとも呼ばれます)が整然と並び、肉や骨を効率よく断ち切るために進化してきました。
研究によれば、メガロドンが狙った獲物は古代のイルカやクジラ、アザラシ、ウミガメなど……いずれも当時の海を悠然と泳いでいた大型生物だったと考えられています。実際、古代クジラの骨の化石には、メガロドンのものと推定される深く鋭い噛み跡が残されており、その圧倒的な捕食能力を今に伝えています。

こちらの標本は、一部でエナメル質が剥離しているものの、それ以外は自然のままの姿を保った、たいへん上質な一品です。無修復の状態を維持しており、数百万年の時を経て海底から現れた姿をそのまま伝えています。
歯冠がやや右寄りに傾いていることは、この歯が奥歯であった可能性を示唆します。研究によれば、メガロドンの歯は前歯の中央付近では左右対称に近く、奥歯に向かうほど頂部が中心からわずかに傾く傾向があるとされます。
このわずかな傾きは、かつてこの巨大な捕食者の顎の中でどの位置にあったのかを静かに語りかけてくれる、時代を超えた手がかりでもあります。

メガロドンは、この巨大な歯を武器に、現生のホホジロザメに近い狩猟戦略をとっていたと考えられています。大型のクジラに対しては腹部ではなく心肺部を狙い、小型のクジラに対しては下方から体当たりし、その衝撃で致命傷を与えた可能性が指摘されています。その戦い方は、まさに巨大な歯と強靭な体躯を余すところなく活かした、圧倒的なパワープレイだったのでしょう。
同時代の海には、リヴィアタン・メルビレイのように恐るべき古代クジラも存在しましたが、彼らでさえ、この海の覇者には太刀打ちできなかったと考えられます。

このセレーションの残存率の高さをご覧ください。ほぼ全域にわたり明瞭に保存されており、肉や骨を断ち切った当時の機能美を、今に伝えています。

歯冠を包む、美しいグレーを帯びたエナメル質の保存状態も圧巻です。米国サウスカロライナ州産ならではの、深みと味わいを兼ね備えた独特のグレーが、時を超えて輝きを放っています。

ナチュラルであることが確認されている、非常に美しいコレクショングレードの歯化石です。
ここで、メガロドンにまつわる興味深いお話をひとつ。2010年の報告によれば、メガロドンの成長速度は現生のホホジロザメの約2倍と推定されました。その速度は25歳前後で緩やかになり、その後はゆっくりと成長を続けたようです。体長15メートルに達するような巨大個体は、100歳近い寿命を誇った可能性もあります。
メガロドンの寿命が実際にどの程度であったのかは未解明ですが、ホホジロザメが少なくとも40年は生きることを考えると、かなりの長寿だったことは間違いないでしょう。一般的に、体重が大きい生物ほど代謝は低く、成長や老化のスピードも緩やかです。この傾向は哺乳類で特に顕著に見られます(ただし犬は例外も多い)。魚類や爬虫類でも、大型種ほど成熟までの期間が長く、寿命も長い場合が多いとされています。

両辺ともに、セレーションがびっしりと保存されています。ナチュラルであることが確認された化石で、これほど明瞭な鋸歯が全域にわたって残る例は、きわめて稀です。

根本から撮影しました。メガロドンの咬合力は、現生のホホジロザメのなんと約5倍にも達したとされ、その力は全生物史上でも最強級とする説さえあります。この分厚く幅広な歯根は、その圧倒的なパワーを静かに物語っています。

下側の長辺に沿って約143ミリにも達する、堂々たるサイズの歯化石です。大きな歯化石が多いメガロドンの中にあっても、一握りの領域です。

セレーションがほぼフルで残存し、エナメル質も片面で全域にわたって保存、それでいてナチュラルであることが確認された……希少なプロフィールを備えた、コレクショングレードの上質なメガロドン歯化石です。

ちょっとだけ話題がそれますが・・・。
これほど保存状態に優れたメガロドンの歯化石が存在するなら、「もしかして、今もどこかの海で生きているんじゃないか!」そう考えるロマン志向の方もいらっしゃいます。だって、少なくとも約260万年前までは確かに生きていたのですから。深海のどこかにひっそり潜んでいる可能性だって…と想像するのは自然なことです。
いやー、その気持ち、よくわかります。古生物を愛する者なら、心のどこかに“ロマン派”の自分がいますよね。昔、川口浩探検隊のテレビ番組をワクワクしながら見ていた、あの子供時代を覚えている人も多いはずです。
けれど、ここはあえて科学的な思考をめぐらせてみましょう。
メガロドンは、現生のホホジロザメのように浅く暖かい海域を回遊する生き物でした。化石の多くは大陸棚付近から見つかっており、深海に棲む生物ではなかったと考えられています。つまり、もし現代も生き残っているなら、私たち人間の活動圏にかなり近い海を泳いでいるはずです。
そして、もし同じようにクジラやイルカを捕食しているなら、
・噛み跡のついた死骸の漂着
・海面近くでの捕食シーンの目撃や撮影
・クジラの追跡調査で「巨大な何かを避ける行動」の記録
…といった証拠が必ず見つかるはずです。
ところが、現代の海で観察されるクジラやイルカの死亡原因は、ほとんどがシャチや病気、船舶との衝突。メガロドンらしき痕跡は一度も確認されていません。獲物は頻繁に見ているのに、その捕食者だけが完全に姿を消している……これは自然界では極めて不自然な現象です。
もちろん、海は広くて未知も多く、「絶対ゼロ」とは言い切れません。けれど今のところ、メガロドンは“海のロマン”として私たちの心の中で生き続けている……そう考えるのが現実的かもしれません。
商品スペック
商品ID | sh353 |
---|---|
年代 | 新生代第三紀(6600万--260万年前) |
学名 | セレーション完全残存、エナメル質片面フル残、しかもナチュラル確定……三拍子が揃った、極めて希少なプロフィールを誇るコレクショングレードのメガロドン(Otodus megalodon)上質歯化石 |
産地 | South Carolina, U.S.A. |
サイズ | 長いほうの辺に沿って14.3cm 厚2.5cm |
商品解説 | セレーション完全残存、エナメル質片面フル残、しかもナチュラル確定……三拍子が揃った、極めて希少なプロフィールを誇るコレクショングレードのメガロドン(Otodus megalodon)上質歯化石 |
メガロドンとは?
古代の海を支配した巨大捕食者、メガロドン
名前は「大きなノコギリ歯」を意味します。当時の海洋で圧倒的な存在感を誇った巨大な捕食者でした。骨格は軟骨で構成されていたため化石化しにくいものの、歯は非常に丈夫で、多くの化石が発見されています。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドンの大きさ
現在の捕食性の大型海洋生物が最大で約6メートルに達するのに対し、メガロドンはその3倍以上のサイズです。推定値ではあるものの、成長すると全長18メートル、体重30トンに達したという説があります。この大きさは現代の大型鯨類と並ぶ規模でした。
メガロドンと他の生物との比較
以下の比較図をご覧ください。現代の海洋生物と比べても、メガロドンの巨大さが際立っています。人間が近くにいたとしても、メガロドンにとっては関心を引く対象ではなかったでしょう。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org
メガロドンの生息時代
メガロドンは約600万年前の新生代第三紀中新世を最後に絶滅しました。当時の類人猿アウストラロピテクスが誕生したのは約400万年前であり、メガロドンと人類の祖先が接触することはなかったと思われます。
再生可能な歯の仕組み
メガロドンを含む軟骨魚類の歯は「多生歯性」と呼ばれ、生涯にわたって何度も生え変わります。この仕組みにより、折れてもすぐに新しい歯が生えてきます。歯の形状には主咬頭に加えて副咬頭があり、噛み付いた獲物を逃がさない構造になっています。一部の化石にはこの副咬頭が残されているものもあります。
画像 「メガロドン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。URL: http://ja.wikipedia.org