超高温のマグマが冷却されたできたメノウ。自然ガ産んだ芸術品。 鉱物 販売

ひそかな人気アイテム、鉱物メノウ。鉱物というより岩石というべきか。メノウはただ美しいだけでなく、その成り立ちが面白い。

メノウは、火成岩ができる冷却過程に、ケイ酸塩鉱物を含む水溶液と空気が繰り返し流出入を繰り返した結果、出来上がった鉱物です。透明部分は、珪酸塩鉱物を含む水溶液が固着化していったもの。

メノウの特徴の一つは、外皮のようなもののなかに、石英質が詰まっている構造です。これはメノウがマグマなどの超高温の岩石が冷却されるプロセスで生成されたことを表しています。冷却過程で外皮のようなものが形成され、その中に、ケイ酸塩鉱物を含む水溶液が繰り返し流入することで、層状の石英質（透明部分）の構造が生まれます。

この部分はその空洞がまだ残っています。メノウにはたびたびこのような穴が見受けられます。

外皮のような部分。

カットするとなお面白い。

メノウの透明部分は石英質だと言いましたが、石英は、含有成分によって色が変化します。本標本は最もシンプルな白ですが、流入してきた珪酸塩鉱物の内容によってさまざまな色のメノウが生成されます。このバリエーションが、メノウのコレクターを魅了するのでしょう。

１００円玉との比較。厚い外皮、美しく、かつ面白い層状の石英質、中央のくぼみ、など、典型的なメノウの特徴を備えた良質標本です。