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根を持たず海を漂ったウミユリ……浮遊性棘皮動物、サッココーマ(Saccocom)、デンドライト共生標本/【ot4552】
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こちらは、ドイツ・ゾルンホーフェンの緻密な石灰岩に浮かぶ「サッココーマ」です。ウミユリの仲間ながら、海底に根を下ろさず海中を浮遊して生活した一風変わった生物でした。星のような繊細な腕が特徴的です。
複数の個体が一枚の母岩に収まっています。当時のラグーンに、サッココーマが一定数群れていたことを示す、生態学的にも興味深い標本です。
中央のカップ状の器官「がく」から、放射状に広がる腕がはっきりと見て取れます。浮遊生活に適応するために体を軽量化した結果生まれた独特の構造で、これほど細部まで残るのはゾルンホーフェンの保存環境あってこそです。
母岩の裏面や縁には、樹枝状の模様が確認できます。これは化石ではなく「忍石(デンドライト)」と呼ばれる二酸化マンガンの結晶です。ゾルンホーフェン産の石灰岩には、まれに、デンドライトが見られます。
石灰岩が幾層にも重なっているのが分かります。ゾルンホーフェンの地層は、不純物が少なく非常に純度の高い炭酸カルシウムで構成されているのが特徴です。本標本は厚み1.3センチとしっかりあります。
母岩含め最大幅は10.7cmです。サッココーマ本体は2cm弱です。
100円硬貨との比較です。ゾルンホーフェンは、始祖鳥や翼竜が見つかる地層としても世界的に有名です。他産地では消えてしまうような小さな生物や細かなディテールまで残されており、サッココーマのような軽量・繊細な生物の標本が流通するのも、この地層ならではです。詳しくはコラム【なぜ、ゾルンホーフェン化石は「異常なほど」よく残るのか】をご確認ください。
ラグーンを浮遊しながら漂っていた不思議な棘皮動物、サッココーマの想像復元図です。
商品スペック
| 商品ID | ot4552 |
|---|---|
| 年代 | 中生代ジュラ紀(1億9500万 -- 1億3500万年前) |
| 学名 | 根を持たず海を漂ったウミユリ……浮遊性棘皮動物、サッココーマ(Saccocom)、デンドライト共生標本 |
| 産地 | Solnhofen, Germany |
| サイズ | 本体最大幅1.9cm 母岩含め全体10.7cm×8cm×厚1.3cm |
| 商品解説 | 根を持たず海を漂ったウミユリ……浮遊性棘皮動物、サッココーマ(Saccocoma tenella)、デンドライト共生標本 |

ゾルンフォーフェン化石とは?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン化石とは・・・
ラガシュテッテン(FossiLagerstatten)という言葉を知っていますか?
日本語では「化石鉱脈」や「化石鉱床」といいます。きわめて保存状態のよい化石が多く産出される場所をさした言葉です。
ドイツの南部に「ゾルンフォーフェン」という小さな町があります。この町はラガシュテッテンとして特に有名で化石好きな人で知らない人はいないほどです。
まず、この町が化石の産地として有名になったのが始祖鳥の化石の発見でした。1860年、ゾルンフォーフェンで世界最初の始祖鳥の化石が発見されました。
始祖鳥は現在発見されている鳥類の化石のなかで世界最古のものとして知られています。この始祖鳥の化石は、これまで何度も発見されており、なかには羽毛までついたほぼ完璧なものまでありました。
もともと「ゾルンフォーフェン石炭岩」とよばれる石炭岩は建築用石材でした。良質の石炭岩は粒子が細かく硬いため昔から建築材料として使用されていたようです。
18世紀末、その特徴が石版印刷に最適であることが発見され「リトグラフ(石版画)」が開発されました。今でも建築材料として使用されていて日本にも輸入されています。家の庭に用いられたり、町のなかでみることもできます。なかには化石の入ったものもあるそうなので皆さんも探してみてはいかがでしょうか?
世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン生成の秘密
ラガシュテッテンとして世界有数の化石産地ゾルンフォーフェン。どうやってこの素晴らしい場所はできたのでしょうか?ゾルンフォーフェンは中世代ジュラ紀後期(約1億5000年前)の地層になります。
当時この辺りはサンゴ礁に囲まれたラグーンがありました。ラグーンとはサンゴ礁によってつくられた地形のひとつです。ラグーンにとても細かな石炭質の粒子が静かにゆっくりと積み重なってきたのです。このラグーンの底は塩分濃度が高く酸素が少なかった為、生物にとってはとても厳しい環境でした。その為、ここには塩分濃度が高い環境を好むシアノバクテリア以外が生息することはできませんでした。(シアノバクテリアは生物進化の歴史の中で初めて酸素発生型光合成を行った生物です。)こうした環境のおかげで腐敗の原因となる細菌が少なくすみました。そして、陸地にも近かったラグーンに、動植物が入っていき、何億年とたって綺麗な化石として現れたのです。
なぜゾルンフォーフェンの化石はレリーフ状になるのか?
サンゴ礁のラグーンに積み重なって出来たものが石版石炭岩です。ドイツ語で板状石炭岩を意味する”Plattenkalk”と呼ばれていて、この言葉にはこの層が横に連続するという意味も含まれています。実際に石版石炭岩は周辺の町にも広がっているのです。「白ジュラ」と呼ばれる層はクリーム色をした石版石炭岩。特徴は、板状に一枚一枚はがせることです。その為、化石はレリーフのようにクッキリと痕跡が残るのです。(レリーフ=浮き彫り)この特徴と特殊な環境によってとても素晴らしい化石が採掘されるのです。
また、ジュラ紀のラガシュテッテンにはホルツマーデン頁岩やモリソン層がありますが、ゾルンフォーフェンにはこの二つの層もにない特徴があります。それが、陸と海の動植物といった全体の化石が発見されていることです。ゾルンフォーフェンでは今日まで約600種以上の化石が発見されています。最初は、建築材料として石炭岩を採掘している際にみつけたあの始祖鳥でした。本当はもっと前から化石の採掘がなされていたのかもしれません。
でも偶然の大きな発見が人々に夢と希望をあたえたのでしょう。また抜群の保存状態の化石たちに採掘意欲がかきたてられるのでしょう。始祖鳥以外にも、アンモナイトにトンボやエビなどどれも立派で目を引く化石次々に発見されています。(※ホルツマーデン頁岩はドイツ南部、モリソン層はアメリカのコロラド州を中心に広がっています)






























